落語家の林家木久扇(87)が4日、都内で行われた、その年に“ユーモア”で貢献し、世の中に明るい話題を提供した人に贈られる『令和6年度 ゆうもあ大賞』表彰式に出席した。
【写真】現在14際!初々しい表情を見せる黒川想矢 木久扇の受賞理由は「あなたは今年三月に、五十五年間出演された『笑点』を卒業されました。歴代大喜利メンバーの中でもっとも長い出演となりました。その間『いやんばか〜んうふ〜ん』を始め、数々の木久扇ネタを生み出しました。その才能はとどまることなく、恒例の落語協会カレンダー表紙のイラスト作画や『木久蔵ラーメン』事業にも、発揮されてきました。あなたはそこにいるだけで、なんだか可笑しく楽しく皆を笑いに包んでくれます。その貴重な存在にゆうもあ大賞を贈ります」となっている。
受賞のスピーチで、木久扇は「ゆうもあ大賞いただきました。どうもありがとうございます!褒められたことがいっぺんもないので、大変うれしい限りでございます」とにっこり。「『笑点』を55年やってまいりまして、もうあの人たちの顔を見なくていいとホッとしております(笑)」とユーモラスに語った。
続けて「私は『笑点』の歴史と言われております。5人の司会者を送ったと。立川談志さん、前田武彦さん、三波伸介さん、先代の三遊亭円楽さん、桂歌丸さん、そして、送ろうと思っていたんですけど、送り損なったのが春風亭昇太でございます(笑)。昇太さん、『笑点』一生懸命やってくれております。今後の笑点を、ご贔屓お引き立て、よろしくお願いいたします」と愛いっぱいに呼びかけていた。
そのほか、内藤剛志、黒川想矢も受賞した。