ノルウェーの首都オスロで10日開かれるノーベル平和賞授賞式を前に、受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中重光代表委員(84)らの壮行会が4日、長崎市内で開かれた。田中さんは「核兵器も戦争もない世界にしていく」と決意を述べた。
壮行会には日本被団協の横山照子代表理事(83)、「高校生平和大使」を務める女子生徒、被爆2、3世らも出席した。
田中さんはあいさつで「本当に待ちに待ったノーベル平和賞だった」と強調。「核兵器も戦争もない世界にしていくため、私たちはオスロで訴え、また帰ってきて(核兵器廃絶)運動を続けていきたい」と誓った。