「踊る大捜査線」シリーズ最新作「踊る大捜査線N.E.W.(エヌ・イー・ダブリュー)」が製作され、2026年に公開することが4日、「踊るプロジェクト」公式サイトで電撃発表された。
1997年(平9)にフジテレビ系で連続ドラマ第11話「青島刑事よ永遠に」が放送された3月18日に、12年ぶりの「踊るプロジェクト」再始動を発表した同サイトは、前日3日からカウントダウン動画を配信していた。その中、同サイトが4日午後9時に動いた。新映像が配信され、メインテーマ曲「Rhythm And Police」が流れると、織田裕二(56)演じる青島俊作が現れ、タイトルと新作の製作が発表された。青島は、着信があった携帯電話に出ると「はい、青島です…えっ、今っすか?」と答えたところで、映像は30秒で終わった。
公開中の「室井慎次 敗れざる者」(本広克行監督)の劇中で、青島が警視庁捜査支援分析センター(SSBC)に所属していることが明かされた。さらに「−生き続ける者」では、03年の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で銃撃を受けた、深津絵里(51)演じる青島の相棒・恩田すみれが、退職後も後遺症に苦しんでいることも明かされた。
そして、同作のエンドクレジット後に、青島がサプライズで登場。「THE ODORU LEGEND STILL CONTINUES」(踊る伝説は、まだ続く)との文言も流れ、新作の製作を示唆していた。
「踊る大捜査線」は、1997年(平9)1月期に全11話、放送されたドラマシリーズが、世帯視聴率18・2%を記録した。98年10月に映画第1弾「−THE MOVIE」が公開。日本にシネコンが台頭してきた頃、まだ事前予約制などなかった時代だったため、公開初日にはチケットを購入すべく、熱狂的なファン達が東京・有楽町の日劇の周りを何重にも列を作り、全国の劇場で連日立ち見の満員御礼、異例のロングランを記録するなど数々の伝説を打ち立て、興行収入(興収)101億円と大ヒットした。
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03年7月には、公開から20年たった今もさん然と輝く、邦画実写映画歴代最高興収173億5000万円を記録した「−2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が公開。10年7月公開の「−3 ヤツらを解放せよ!」は興収73億1000万円、12年9月公開の「−THE FINAL」は同59億7000万円を記録。05年5月に公開されたスピンオフ作「交渉人 真下正義」は42億円、同8月公開の「容疑者 室井慎次」も38億3000万円を記録。過去の映画シリーズ6本の累計興行収入は487億円だったが、配給の東宝は11月7日に「室井慎次 敗れざる者」が興収14億円を突破し、シリーズ累計興収が500億円を突破したと発表した。
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