【フィギュア】ジュニア女子３連覇かかる島田麻央が大技２種に手応え「いま１番移動で課題は…」

＜フィギュアスケート：GPファイナル＞◇4日◇フランス・グルノーブル◇ジュニア女子公式練習

【グルノーブル＝松本航、松本愛香通信員】3連覇がかかるジュニア女子の島田麻央（16＝木下グループ）が2種類の大技に好感触を得た。本番リンクでの公式練習で、曲かけ練習ではトリプルアクセル（3回転半）を着氷。続く4回転トーループは転倒したが、しっかりとその後の再挑戦で降りてみせた。「（3回転は）感覚が良かった。（4回転は）最初は少し『あれ？』っていう感じだったんですけど、最後は降りることができて。1日目としては良かったんじゃないかなと思います」とうなずいた。

以前は海外大会での時差調整に苦しんだが、「あまり感じなくなってます」と改善されてきたという。「いま1番移動で課題なのが…」と切り出したのが、超時間のフライトで「足が固まったり、腰が少し張ったり」する肉体面。ただ、これもしっかりと自身で体を動かすことで対策はできており、むしろジュニア世代にして、しっかりとしたこまやかな意識が際立つ。

4連覇を飾った11月の全日本ジュニア選手権からの調整で心掛けてきたのは、脱力。「力を入れると絶対いい方向にはいかないので、そこは力を抜いて、ずっとジャンプのことを考えないように」と励んできた。ショートプログラム（SP）は5日（日本時間6日）、フリーは6日（同7日）に行われる。