【フィギュア】坂本花織が国内外の「高い壁」…女子GPファイナルに日本勢5人出場の理由

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2024年12月05日 05:01  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPファイナルの女子公式練習後の取材に応じる坂本(撮影・松本愛香)

【グルノーブル(フランス)4日=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは5日(日本時間6日)、フランス・グルノーブルで開幕する。シリーズ2戦上位6人が対象だが、女子は2連覇が懸かる坂本花織(24=シスメックス)を筆頭に日本勢史上最多5人が出場。GP2連勝のアンバー・グレン(米国)を含め、シーズン前半戦の頂上決戦となる。日本女子は3日に現地入り。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けても貴重な、欧州の舞台での競演が始まる。


   ◇   ◇   ◇


日本勢最多5人出場が実現の理由は−。筆頭は世界選手権3連覇中の坂本の存在だ。ウクライナ侵攻を受けて国際スケート連盟(ISU)がロシアの国際大会出場禁止を継続。強豪不在でも第4戦NHK杯を今季世界最高の231・88点で制した。24年は日本勢がシリーズ2戦で表彰台を独占。女王は「日本人のレベルの上がり具合が半端ない。『負けじとやらなきゃ』という気持ちになる」と気を引き締め、国内外のライバルの高い壁であり続ける。


他国では24年世界選手権2位のレビト(米国)がGP2戦目を欠場。昨季の欧州女王ヘンドリックス(ベルギー)も故障でGP参戦を見送った。初出場の千葉は「欧州で(五輪開催地の)ミラノと雰囲気が似ているところもあると思う」と意識を高め、日本勢が束で世界をけん引している。

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