NATO=北大西洋条約機構のルッテ事務総長は、北朝鮮に対してロシアから「核やミサイルの技術が流れている」として、日本などの脅威になりうるとの認識を示しました。
NATO ルッテ事務総長
「(ロシアから)核とミサイル技術が北朝鮮に流出しており、北朝鮮がそれを使用する恐れがある」
ルッテ事務総長は4日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアについて、「軍隊と武器の提供と引き換えに北朝鮮のミサイルや核計画を支援している」と述べました。
そのうえで、核やミサイル技術の北朝鮮への流出は「アメリカや韓国、日本への脅威ともなる」と指摘し、「ロシアのウクライナにおける違法な戦争は我々全員を脅かしている」と強調しました。
また、NATOが加盟国に対して求めているGDP=国内総生産の2%という国防費の目標については「現在の抑止力を維持したいのであれば2%は不十分だ」として、国ごとに目標を変えるなど「議論が必要だ」との考えを明らかにしました。
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国防費の目標をめぐっては、アメリカのトランプ次期大統領が8月に、大統領に返り咲いた際には加盟国に対しGDPの3%にまで高めるよう要求すると明らかにしていました。