【写真】ドラマ『晩餐ブルース』にW主演する井之脇海&金子大地
ドラマディレクターとしてテレビ局で働く田窪優太(井之脇海)は、夢を叶えたものの仕事に忙殺され、エサのように食事を取る日々。かつてあった情熱も消え去り、無性にイライラしてしまうなど、不安定な毎日を送っていた。一方、料理人として順調だったはずの佐藤耕助(金子大地)は人知れず料理人を辞め、現在はニート生活を送っていた。高校時代の旧友である2人は、友人の離婚をきっかけに再会。そしてある出来事をキッカケに、ただ一緒に晩ご飯を食べる関係になる。そんな“晩餐活動(略して晩活)”を通して、優太と耕助は心を回復させ自分らしさを取り戻していく…。
忙しさに追われ“エサ”のように食べるご飯ではなく、“食事”として食べるご飯が心を解きほぐし、目まぐるしい日々の中で止まり木のようになってくれる。そんな食事の温かさと共に、今を頑張る人々にエールを送るドラマ。
主人公・田窪優太を演じるのは井之脇海。仕事に忙殺され壊れかけている中で、食事を通して変化していく様を演じる。同じく主人公・佐藤耕助を演じるのは、金子大地。夢から挫折し人生休憩中でありながら、優太の異変にいち早く気づく繊細なキャラクターにふんする。
脚本は、ドラマ『SHUT UP』(テレビ東京)でアジアコンテンツアワードの最優秀作家賞にノミネートされた山西竜矢を筆頭に、灯敦生、高橋名月、阿部凌大とフレッシュな才能が集結。監督は、長編映画デビュー作『ココでのはなし』が第11回アンタキア国際映画祭にて、審査員特別賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀編集賞の四冠を達成したこささりょうまと、在日クルド人を描き話題を呼んだ映画『マイスモールランド』で第72回ベルリン国際映画祭のアムネスティ国際映画賞特別表彰、第27回新藤兼人賞で銀賞を受賞した川和田恵真が務める。
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金子は「毎話、美味しそうなご飯が出てくるところも見所なので、そこも楽しみにしてください。観てくださる方にあたたかい気持ちが届けられるよう頑張りたいと思います」と語っている。
ドラマ『晩餐ブルース』は、テレビ東京にて2025年1月22日より毎週水曜25時放送。
主演、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■井之脇海(田窪優太役)
――本作のオファーを受けた時の感想と、台本を読んだ印象をお聞かせください。
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台本を読んでみると、悩みを持った人物たちが、ドラマチックに、大きく成長したり、変化する訳ではなく、「自分の弱さに気づいて、それとともに歩いていく」、そんな等身大であたたかい世界が広がっていて、心が凪いでいきました。この世界に優太として身を置けることが、今からとても楽しみです。
――演じられる役どころについて。
優太は、社会に忙殺され、心がガチゴチになっているところから始まりますが、そんな中でも、耕助のご飯を食べて、素直に「あったかい」、「うまっ」と言葉にできる、些細な幸せを感じられる素敵な人物です。“優太”という名前の通り、優しく、相手を思いやる心を持っているのに、自分らしさを見失ってしまっている姿は、読んでいて胸が痛くなるところがあります。仕事に追われる中でも、ふとした瞬間に、本来の優太らしさが溢れてくるように演じたいです。
――視聴者にメッセージをお願いします。
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■金子大地(佐藤耕助役)
――本作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
あたたかい作品、優しい役をずっと演じたいと思っていたので、お話いただいた時、とても嬉しかったです。
――演じられる役どころについて。
耕助という役は元料理人で、現在はニートで一度挫折したことがある人です。同級生だった優太と葵と再会することで少しずつ明るくなって、社会復帰するための努力をする役です。
――視聴者にメッセージをお願いします。
毎話、美味しそうなご飯が出てくるところも見所なので、そこも楽しみにしてください。観てくださる方にあたたかい気持ちが届けられるよう頑張りたいと思います。
■本間かなみ(プロデューサー)
忙しない日々の中で、食事や心、自分のことは後回しにしがちですが、後回しにすればするほど、生きている実感というか、自分が人間で生き物だってことを見失っていくような気がします。そんな中で、食事は一番身近にあって手軽な、自分を大切にする方法の一つ、体だけじゃなくて心が生きることにも直結するもの。何を食べるか、誰と食べるか、一人で食べるか、作る作らない、食事への関わり方は自由だけれど、“おいしい”と心安らぐ瞬間、そしてそこに心が通う誰かがいることはとっても尊いものだと思います。
井之脇さん演じる忙殺されている優太と、金子さん演じる挫折した耕助が、共に食事をする中で自分らしさを取り戻していく姿、そして毎話出てくるおいしい晩ご飯が、今を頑張る誰かへのエールになれたらうれしいです。