12月10日(火)に、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたポストシーズンテスト。日本人として、初めてレッドブルの最新のF1マシンをグランプリサーキットで走らせた角田裕毅だったが、テスト終了後にちょっとした動きがあった。
なんとレッドブルのホスピタリティハウスを出てRBのガレージへ向かって行ったのだ。しかも、RBのレーシングスーツを身に纏っていた。
チーム関係者によれば、これは今後のRBの新しいスポンサーとなる可能性があるヘッドセットメーカー対策用のフィルミングをRBのガレージで撮るために、RBのガレージへ行っただけで、角田がレッドブルのホスピタリティハウスから追い出されたわけではなかった。
これでひと安心したいところだが、なぜ角田がそれを任されたのかが気になる。今後のRBのスポンサー対策用のフィルミングならば、この日、RBのガレージにいたリアム・ローソンに任せたほうが移動することもなく、スムーズだ。
つまり、ローソンに来年のRBのスポンサー用のフィルミングをさせたくない、あるいはできない理由があったとしか思えない。それは深読みすれば、セルジオ・ペレスの代わりにレッドブルへ移籍するのがローソンで、来年のスポンサーのためにフィルミングを角田に任せたからではないか。
もちろん、このフィルミングだけで来年のレッドブルのシートを占うのには無理があるが、タイミングがタイミングなだけに、非常に気になるレッドブルとRBの動きだった。