白石晃士監督の映画『近畿地方のある場所について』が2025年に公開。特報映像が到着した。
同作は、発行部数30万部を突破した背筋の小説『近畿地方のある場所について』を実写映画化するもの。行方不明になった雑誌編集者の友人のフリーライターは、彼が消息を絶つ直前まで過去のオカルト記事を読み漁っていたことを知り、記事はどれも噂や都市伝説、怪談話といった真偽が定かではない内容だったが、それらの情報をつなぎ合わせると、ある場所にまつわる恐ろしい事実が浮かび上がるというあらすじだ。
配給はワーナー・ブラザース映画。撮影は2025年1月にスタートする。
【背筋のコメント】
私は長年白石作品に魅了され続けていました。
それに飽き足らず、作品から得た恐怖を再現するべく、自ら書いてみようと思いました。
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この最大級のラブレターを白石監督がどのように料理してくれるのか。
期待に胸を膨らませつつ、私も原作者として力添えができればと思っています。
映画を楽しみにしてくれるであろう同士の期待に応えるためにも。
【白石晃士監督のコメント】
映画に行きませんか。タイトルは『近畿地方のある場所について』といいます。原作の得体の知れない黒い魅力を、世界中の人々に感染させるべく、映像化という呪術を仕掛けていきます。どうぞ、ご期待下さい。このコメントを見てくださって、ありがとうございます。この映画を見つけてくださって、ありがとうございます。
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2000年代、掲示板の怪談スレッドに没頭した日々。その興奮が『カクヨム』で本作に出会った瞬間、鮮明に蘇りました。映像化を決めた際、真っ先に声をかけたのは『ノロイ』の白石晃士監督。奇妙で底知れない断片を、監督がどう映像化するのか、私自身震える思いで製作中です。ただひとつ言えるのは、この映画はただのエンターテインメントではありません。映画として届ける覚悟が必要な、強い“想い”が宿る前代未聞の作品です。ぜひ、その覚悟を期待してお待ち下さい。