中国コスメ「花西子」が初の単独常設店をオープン GINZA SIXの化粧品フロアに

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2024年12月12日 11:01  Fashionsnap.com

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花西子Florasis GINZA SIX店イメージパース

Image by: フローラシス
 中国発のコスメブランド「フローラシス(花⻄⼦Florasis)」が、初の海外旗艦店を2025年1月27日にGINZA SIX地下1階にオープンする。同ブランドが単独で常設店を出すのは初めて。

 花西子は中国浙江省・杭州で2017年に誕生。「美が、花をひらく」とコンセプトに、中国の古典的な美学と伝統文化を取り入れたアイテムを揃える。自社での研究や処方開発にも力を入れ、中医学(TCM)成分とフローラルエキスを融合させた商品なども展開。Tmall(天猫)や抖音(Douyin)といった主要なECサイトで売り上げ上位にランクインするなど、中国コスメ(Cビューティ)をけん引するトップブランドとして知られている。2022年末にブランド初の旗艦店「西湖シークレットガーデン」を誕生の地・杭州の西湖のほとりにオープン。店舗面積1000平方メートルの2階建てのショップは、観光スポットしても人気を集める。
 日本へは世界に先駆けてグローバル展開第1号として2021年に上陸。公式サイトのほか楽天市場などECモールで取り扱い、実店舗では@cosme OSAKAなどアイスタイル展開の数店舗に導入。昨年は伊勢丹新宿店で2ヶ月にわたりポップアップショップを出店した。そのほか、現在は100以上の国と地域に進出している。
 グローバル戦略強化の布石となるGINZA SIX店は、中国語で喧騒から離れた心鎮まる場所を指す、「隠園(いんえん)」をコンセプトに、ブランドカラーである「黛色(たいしょく)」を基調に、落ち着いたラグジュアリーな世界観に仕上げる。⾃然と調和した静かな空間を演出し、安らぎながら商品を選べる空間を演出。また、伝統的な中国庭園の美を、モダンに再解釈し、店舗の随所に取り入れる。優美な曲線を描く鏡台は、蘇州付近にある太湖周辺の丘陵から切り出される穴の多い複雑な形の奇石である「太湖⽯(たいこせき)」をイメージ。ディスプレイ台は、庭園の水辺で水の流れに合わせて詩歌を詠む中国古来の歌遊びに由来し、湖と⼭々の美しい景⾊を再現した「曲⽔流觴台(きょくすいりゅうしょうだい)」として設置する。事前予約制で、「中国風メイク」の体験サービスを用意し、同店限定商品も順次発売を予定。インバウンド客など国内外からの来客が見込めるGINZA SIXに拠点を構えることで、中国の古来の漢方に基づく美学を発信し、拡大するCビューティ分野のトップブランドとしてのポジション確立を目指す。
 グローバル展開担当プレジデントのGabby YJ Chen氏はオープンに際し、「ラグジュアリーで洗練されたランドマークであるGINZA SIXにフローラシスの海外初の旗艦店を出店できることを大変光栄に思います。この旗艦店の展開は、日本市場に対する期待と、イノベーションを通じて中国の美意識のエレガンスを表現するという私たちのコミットメントの現れです。私たちは、ユニークなストーリー性をもち、丹念に作られた商品をたくさんの日本のお客様にご提供できることをとても楽しみにしています」とコメントを寄せている。

■花西子Florasis GINZA SIX店オープン日:2025年1月27日(月)所在地:東京都中央区銀座6-10-1 地下1階営業時間:10:30〜20:30(施設営業時間に準ずる)公式サイト

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