昨年7月から病気療養中で、8月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん(27)が12日までにインスタグラムを更新。明星大心理学部で講義したことを明かした。
「今日は大学の心理学部の生徒にむけて講義をしてきました」と切り出し、教室の黒板を背に講義する写真をアップ。「実体験をもとにPTSDのこと、持続エクスポージャー療法のこと、不安の打ち消し方などをお話ししました。そもそも私がこうしてPTSDをはじめ精神的な病気についてお話ししているのは、未来のためです。もしこの先、私のようにPTSDになってしまった方が、それがどんな病気でどんな治療があるのかなどの情報にアクセスしやすくするため、というのが理由の一つです」と記した。
そして「また私が話すことで、誰かの何かを考えるきっかけになり、アイディアを引き出せる可能性もゼロじゃないと思っています。それが結果的に、精神疾患により優しく、偏見のない世界につながればいいなと!」とつづった上で「今日講義をして、私自身も学ぶことがたくさんありました。学生たちが真剣に聞いて、授業後も質問などに来てくれて、少しでも誰かの心や記憶に届いていれば嬉しいな〜と思いました」と心情を吐露した。
最後に「PTSDになっても、精神疾患になっても、こんなに元気になった人もいるよという希望の一つになれれば...!! そしてほんの少しでも生きやすい未来をつくれれば!という気持ちで、こうした活動を今後も積極的に行っていきます!」と意気込んだ。
慶大卒の渡邊さんは20年にフジテレビに入社。アナウンサーとして「めざましテレビ」や「ぽかぽか」などの人気番組を担当していたが、昨年7月から体調不良で療養。病名は公表していなかったが、10月1日の投稿で「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を患っていたことを公表。プロフィル欄は現在「公人・著名人」となっている。
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