アウディのQシリーズの中でもっとも小さく、個性的でコントラストの効いた内外装が魅力の『Q2』と、その高性能版『SQ2』がアップグレードを受け、バーチャルコクピットプラスやタッチスクリーンMMI(マルチメディアインターフェース)を標準装備とし、新しいインフォテインメントシステム“MIB3”を搭載して登場。さらにアウディのラインアップでもっともコンパクトなquattro(クワトロ)モデル“35 TDIクワトロ”も新設定され、12月4日より発売開始となっている。
全長4.2m、全幅1.8m、全高1.53mと都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を兼ね備えた『Q2』シリーズは、日本の道路事情にもジャストフィットするプレミアムコンパクトSUVとして、登場以来つねに人気を博してきた。
その同車が2025年モデルへの更新を受け、シンプルに操作できるアウディ独自のインフォテインメントシステムMMIを、最新のMIB3にアップグレード。より大きくなった8.8インチタッチスクリーンを採用するとともに、従来センターコンソールのロータリープッシュボタンがあった場所に便利な収納コンパートメントを配置し、すっきりとしたコックピットデザインとしている。
メーターパネル内には高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイを配置し、メーター、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能を統合したアウディ・バーチャル・コックピットを搭載。フルデジタルのメーターパネルには速度計と回転計に加えて、ナビゲーションなどの情報が表示できる。
その他の機能面でも、ヘッドライトにはLEDを採用し、ポジショニングランプやターンシグナルに加えて、ハイビーム/ロービームでも明るい視界を提供。また、車速10km/h以上で走行中にシステムが先行車両に衝突する恐れがあると判断すると、警告や衝突被害軽減ブレーキを作動して衝突の回避、または衝撃を軽減するアウディ・プレセンス・フロントや、バックの際の後方視界を確保するリヤビューカメラを標準装備に。
オプション設定のサイドアシスト、アウディ・プレセンス・ベーシック、アダプティブ・クルーズアシスト、ハイビームアシスト、オートマチック・テールゲート等を含む“コンビニエンス&アシスタンスパッケージ”やAudi connect、アウディ・スマートフォン・インターフェイスなどの先進装備により、安全で快適なドライブが提供される。
パワーユニットには高性能と高効率を両立するガソリンTFSIエンジンとクリーンディーゼルTDIが用意され、TFSIは前輪駆動、TDIは電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロ4輪駆動システムを組み合わせ、両エンジンともに高効率な7速Sトロニックトランスミッションを搭載する。
このうち1.5のTFSIエンジンは、最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nmを発揮し、エンジンが低負荷の際には2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を採用して低燃費を実現。一方、クリーンディーゼルの2.0TDIエンジンは、最高出力110kW(150PS)、最大トルク360Nmを発揮し、クワトロによる力強い加速と優れた燃費性能を両立する。
また、スポーツグレード『SQ2』に搭載されるパワフルな2.0TFSIエンジンは、最高出力221kW(300PS)、最大トルク400Nmを誇り、7速Sトロニックにクワトロが組み合わせられる。
前述のTFSIとTDIの両仕様には“advanced”と“S line”のトリムが用意され、全車右ハンドル仕様の価格は430〜644万円(税込)となっている。
アウディジャパン公式サイト:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q2/q2.html
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