MotoGP、22年ぶりとなるブラジルGPの開催を発表。2026年から5年契約

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2024年12月14日 14:00  AUTOSPORT web

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MotoGPは2026年から2030年まで5年間のブラジルGPの開催契約を締結した。
 12月12日、MotoGPを運営するドルナスポーツは、ブラジル・ゴイアス州政府および現地プロモーターのブラジルモータースポーツとの間で、ゴイアニア・インターナショナル・レーストラック・アイルトン・セナで2026年から5年間のブラジルGPの開催契約を締結したと発表した。

 舞台となるゴイアニア・インターナショナル・レーストラック・アイルトン・セナは、ブラジル中部ゴイアス州の州都ゴイアニア郊外に位置し、ブラジルにおいてロードレース世界選手権が初開催された地でもある。このゴイアニアでは、1987年から1989年までの3年間、ブラジルGPが開催されていた。

 ブラジルGPは、1992年にサンパウロのインテルラゴス・サーキット、1995年〜1997年と1999年〜2004年にはリオデジャネイロのジャカレパグア・サーキットで場所を移しつつ開催されてきた歴史がある。

 それから20年以上の間、カレンダーから外れていたが、今回の合意によってブラジルでは22年ぶり、ゴイアニアでは37年ぶりにロードレース世界選手権が復活することとなった。なお、2026年の開催に向けて、サーキットの改修工事が実施される予定だ。

 ブラジルGPの開催契約締結にあたり、ゴイアス州のロナウド・カイアド知事は、「MotoGPがゴイアスへ帰ってくることは、歴史的なランドマークとなる。2026年からの5年間、ゴイアニアはブラジルにおけるMotoGPの本拠地となるだろう」と語った。

 F1サンパウロGPでのプロモーターでもあるブラジルモータースポーツのアラン・アドラーCEOは、「これまでの経験に基づき、MotoGPがゴイアニアで大成功を収めると確信している」とコメントを残した。

 ドルナスポーツのカルロス・エスペレータCEOは、「ブラジルに戻ることを大変楽しみにしている。(ブラジルには)このニュースに興奮している多くのファンがいて、私たちも彼らのためにレースを復活したくてたまらなかった」と語った。

「この新しい契約は、このスポーツとメーカーにとって重要なマーケットを拡大する素晴らしい機会でもある。ブラジルは世界的なプレーヤーであり、常に開催日程に載せる価値があると信じてきた。素晴らしい実績を持つゴイアス州政府およびブラジルモータースポーツと協力することは、私たちにとって大変楽しみな機会となるだろう」

 2024年のMotoGPにおけるブラジル出身ライダーは、Moto2クラスにディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)が参戦しており、併催のMotoEでは、エリック・グラナド(LCR E-Team)が開催初年度からフル参戦している。

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