ナポリが公式戦3戦ぶり白星! ルカク弾など後半3発でウディネーゼに逆転勝ち

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2024年12月15日 09:00  サッカーキング

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同点ゴールを挙げたロメル・ルカク [写真]=Getty Images
 セリエA第16節が14日に行われ、ナポリは敵地でウディネーゼと対戦した。

 今夏にアントニオ・コンテ監督を迎えたナポリは、欧州屈指の“闘将”の下で序盤から好調をキープ。開幕戦こそヴェローナに0−3と完敗を喫したものの、以降の9試合を8勝1分と無敗で駆け抜け、2シーズンぶりのスクデットへ向けて上々の滑り出しを見せた。前節終了時点での成績は10勝2分3敗の勝ち点「32」で、首位に立つアタランタを勝ち点差「2」で追いかける2位につけている。

 だが、5日に行われたコッパ・イタリアのラウンド16でラツィオに1−3で敗れると、8日にも前節のセリエAでラツィオとの連戦を0−1で落とし、現在は今季初の公式戦連敗を喫している。そんななかで迎える今節は、ここまで6勝2分7敗の勝ち点「20」で9位と中位に甘んじているウディネーゼの本拠地に乗り込んだ。

 試合は序盤からナポリが多くのチャンスを作り出す。18分には敵陣でのボール奪取から、ダヴィド・ネレスがボックス左へドリブルで侵入し、自ら左足を振り抜くも、シュートは枠を捉えられない。

 すると、22分に均衡が破れた。ウディネーゼは左サイドから攻撃へ移ると、ボックス手前左寄りの位置でフロリアン・トヴァンからのパスを受けたジョーダン・ゼムラが、ボックス内へ浮き球のボールを送る。これがスタニスラフ・ロボツカのハンドを誘い、ウディネーゼにPKが与えられた。キッカーを務めたトヴァンはゴール左を狙ったものの、ここはGKアレックス・メレトが完全にコースを読み切り、ゴールを死守。それでも、こぼれ球をトヴァンが押し込み、ウディネーゼが先制に成功した。

 1点ビハインドとなったナポリは、ネレスを中心にゴールを脅かす場面を作ったものの、前半はウディネーゼの1点リードで終了。だが、後半に入ると立ち上がりの50分に再び試合が動いた。

 ナポリは自陣中央左寄りの位置で顔を上げたスコット・マクトミネイが、中央に生まれたスペースを見逃さず、ラインの間を破るスルーパスを通す。このボールに反応したのはロメル・ルカク。相手の前に入ってGKと1対1の状況を作り出すと、落ち着いて左足でシュートを流し込み、試合を振り出しに戻した。

 1−1のまま時計の針は進んだものの、76分にはネレスが魅せる。敵陣左サイドでボールを受けると、ここからドリブルを開始し、細かいタッチで相手を振り切りながらボックス内へ入っていく。1度、2度と右足でシュートを放つと、これが相手に当たってゴールに吸い込まれ、ナポリが逆転に成功した。

 このゴールで勢いに乗ったナポリは81分、自陣から繋いで攻撃を組み立てると、ロボツカからの縦パスを機に攻撃のスピードを上げる。ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォがスルーし、ジョバンニ・シメオネがポストプレーで繋ぐと、引き取ったアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサがゴール前へ侵入。最後は左足でゴールネットを揺らし、勝利を決定付けた。

 試合はこのままタイムアップ。ナポリが公式戦では3試合ぶり、セリエAでは2試合ぶりの白星を掴んだ。アタランタも今節を勝利で飾っており、勝ち点差は「2」のままとなっている。一方で、ウディネーゼは2試合ぶりの黒星を喫した。

 次節、ナポリは21日にジェノアと対戦する。一方、ウディネーゼは19日にコッパ・イタリアのラウンド16でインテルとのアウェイゲームに臨み、23日には次節のセリエAでフィオレンティーナの本拠地に乗り込む。

【スコア】
ウディネーゼ 1−3 ナポリ

【得点者】
1−0 22分 フロリアン・トヴァン(ウディネーゼ)
1−1 50分 ロメル・ルカク(ナポリ)
1−2 76分 ラウタロ・ジャネッティ(OG/ナポリ)
1−3 81分 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ(ナポリ)

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