故エリザベス女王が愛したウィンザー城、今年も巨大なクリスマスツリーが設置 ドールハウスには初のミニチュアツリーも

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2024年12月15日 09:50  Techinsight Japan

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ウィンザー城を愛していたエリザベス女王。今年も城はクリスマスの飾り付けで彩られた(『The Royal Family Instagram「Remembering Queen Elizabeth II
生前のエリザベス女王が愛したウィンザー城に、今年も巨大なクリスマスツリーが設置された。高さ6メートルのモミの木には豪華なオーナメントが飾られ、トップにはガーター勲章の星章が配されている。また、今年はメアリー王妃のドールハウス制作100周年を記念し、初めてミニチュアのクリスマスツリーが設置された。

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英王室の美術コレクションを管理する「ロイヤル・コレクション・トラスト」の公式SNSは、現地時間11月21日に「今年もウィンザー城は壮麗なクリスマス・ディスプレイに彩られます」というコメントとともに動画を投稿した。

ウィンザー城では毎年クリスマス期間に飾り付けを行い、「Christmas At Windsor Castle」として有料で一般公開している。入場客は、城内に設置された巨大なクリスマスツリーや豪華なデコレーションを鑑賞できる。

毎年注目を集めるのは、ウィンザー城内で最も広い「セント・ジョージ・ホール(St George’s Hall)」に設置される巨大なクリスマスツリーである。この部屋は、国賓を歓迎する晩餐会やレセプションパーティのために使用されている。

高さ6メートルのモミの木は、ウィンザー城の周囲にある広大な王立公園「ウィンザー・グレート・パーク」から調達したもので、クリスマスシーズンが終わると再び公園に戻され、植樹される。この取り組みは数年前、エリザベス女王が在位中、環境に配慮して導入された。

今年のクリスマスツリーには、ワインレッドやゴールドのボーブルやオーナメントが飾られ、トップにはガーター勲章の星章が置かれた。ツリートップが届きそうなホールの天井には、ガーター騎士団の盾が飾られている。


2本目のクリスマスツリーは、「クリムゾン・ドローイング・ルーム(Crimson Drawing Room)」に設置された高さ4.5メートルのモミの木である。この部屋は王室の公式の接待に使われるセミ・ステート・ルームの一部で、冬の間は一般公開されている。


また、今年は世界的に有名な「メアリー王妃のドールハウス」の制作100周年を記念し、特製の小さなクリスマスツリーとデコレーションが初めて飾られた。

ドールハウスはエドワード朝時代の住居を12分の1の縮尺で精密に再現したもので、第一次世界大戦後、国民からメアリー王妃(チャールズ国王の曾祖母)に贈られた。

小さなドールハウスの階段を上がった先のホールには、高さ45センチのクリスマスツリーが設置され、手すりにはガーランドが飾られている。ツリーとガーランドには、赤い果実を模したオーナメントが装飾されている。

これらのデコレーションには、ヴィンテージのネックレスから再利用したガラスビーズや、本物のロウで作られた繊細なキャンドルが用いられている。

ウィンザー城のクリスマス・ディスプレイは、11月21日から一般公開されており、2025年1月6日まで続く予定である。




画像は『The Royal Family Instagram「Remembering Queen Elizabeth II, 1926-2022.」』『Royal Collection Trust Instagram「The decorations are up!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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