【アメフト】敗れた法大・山田主将「めちゃくちゃ楽しかった」不安乗り越え聖地で競り合い演じる

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2024年12月15日 22:20  日刊スポーツ

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法大対立命大 立命大に敗れた法大・矢沢監督は悔しそうな表情を見せる(撮影・上田博志)

<アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝、甲子園ボウル:立命大45−35法大>◇15日◇甲子園球場



法大は、18年ぶり6度目の頂点をあと1歩で逃した。


第1クオーター(Q)14分39秒。0−14と追いかける場面で、RB広瀬太洋(4年)が1ヤードのTDランを決めると、以降は互いに得点し合う乱打戦に。パントキックをほとんど蹴らず、法大は58回の攻撃で432ヤード、相手の立命大は61回の攻撃で509ヤードと前進を繰り返した。


21−31で迎えた後半に、連続TDで3点差に。第4Q終盤まで展開が読めない好戦を演じたが、第4Q11分7秒に1TDで突き放され、力尽きた。


DL山田晋義主将(のぶよし、4年)は、すがすがしい表情で振り返った。「やっぱ強い。止まってるのにタッチダウンに持っていかれたり…。そういうところはすごいなと思いました」。


今年から大会方式が変わり、東西リーグから各3校が全日本大学選手権のトーナメントに進出。関西対決、関東対決もあり得る形式に装いが変わった。


周囲からは「関西対決になるんじゃないか」という声が聞こえてくる。そのたびに、重圧を感じた。「昨年僕たちが情けない試合をしてしまったのが原因。申し訳なさが合って、正直不安だった」。


関西との対決を視野に「このままでは負ける」とリーグ戦開幕直前の8月に守備システムを大転換。「現状維持は退化」という考えの下、主将自ら大きな決断を下したが、泣きながら弁当を食べる部員を見て、さらに不安が膨らむこともあった。


それでも、準決勝で昨年21−61と大敗を喫した関学大を倒し、決勝に進出。「めちゃくちゃ楽しかった。最高でした」。頂には手が届かなかったが、不完全燃焼だった昨年とは違って充実感が胸に広がった。【竹本穂乃加】

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