この先も、全国的に厳しい寒さ。18日(水)と22日(日)頃からは強い寒気が流れ込む予想。日本海側は雪のエリアが広がり、山沿いを中心に積雪が急に増えるおそれも。太平洋側は空気の乾燥が続きそう。火の取り扱いにご注意を。
●17日(火)〜23日(月) 日本海側は雪 風冷え
明日17日(火)も冬型の気圧配置となり、日本海側は断続的に雪や雨が降るでしょう。太平洋側は晴れて、空気の乾燥が続きます。18日(水)は西から寒気が流れ込み、19日(木)にかけてが1回目のピークとなるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(平地で雪になる目安)の強い寒気が、西日本や東日本まで南下する予想です。北海道や東北だけでなく、北陸から山陰の平地でも雪の降る所が多くなるでしょう。
20日(金)は高気圧に覆われて、太平洋側を中心に晴れるでしょう。日本海側の雪の範囲は狭くなり、山陰などは貴重な晴れ間となりそうです。ただ、午後は九州で雨の降る所があるでしょう。21日(土)は日本海を進む低気圧や気圧の谷の影響で、太平洋側も所々で雨が降りそうです。
22日(日)は冬型の気圧配置が強まり、23日(月)にかけて再び西回りで強い寒気が流れ込むでしょう。日本海側は広い範囲で雪が降り、ふぶく所もありそうです。山沿いでは新たに雪が積もることで、なだれが発生するおそれも。スキーやスノーボードを予定されている方は、危険な場所には立ち入らないようにしてください。
気温は、全国的に平年並みか低いでしょう。晴れる太平洋側でも、朝晩を中心に冷え込みが続きそうです。札幌は、日中でも0℃前後までしか上がらず、凍てつく寒さでしょう。関東から九州は、最高気温が10℃に届かない日もありそうです。北風が強まる18日(水)頃と22日(日)以降は、実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。
●24日(火)〜29日(日) 冬の天気分布・年末らしい寒さ
24日(火)以降も冬型の気圧配置が続き、北海道の日本海側から山陰は雪や雨の降る日が多いでしょう。低気圧や気圧の谷の影響で、雪の降り方が強まることもありそうです。太平洋側は晴れる日が続くでしょう。雨が降ったとしても一時的で、空気の乾いた状態が続きそうです。火の取り扱いに注意し、喉や肌の保湿も心がけましょう。
最低気温、最高気温ともに平年並みの日が多くなりそうです。関東から九州では最高気温が10℃を超える日が多く、日中は日差しの温もりを感じられるでしょう。ただ、朝晩は底冷えとなりそうです。クリスマスのイルミネーションなど、お出かけの際は足元からしっかりと寒さ対策をしてください。
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