東京都心では、12月1日〜15日の「日降水量」は、連日「降水なし」あるいは「0.0ミリ」で、ここまで雨が降らなかったのは24年ぶりです。太平洋側では空気がカラカラに乾き、16日正午現在、北海道〜九州に広く乾燥注意報が発表されています。火の元に注意すると共に、風邪やインフルエンザにもお気をつけください。
●太平洋側 空気カラカラ
16日は、冬型の気圧配置で、日本海側では雨や雪が降っている一方、太平洋側では広く晴れて、空気がカラカラに乾いています。
正午までの最小湿度を見ますと、全国1位は、北海道の上札内と広尾で、共に27%。東京都心は37%、名古屋市は49%、大阪市は46%、広島市は39%など、広い範囲で50%を下回っています。
16日正午現在、北海道〜九州には、広く「乾燥注意報」が発表されています。東京地方では、これで10日連続の「乾燥注意報」です。
●東京 ここまで雨なしの12月 24年ぶり
特に、東京都心について振り返ってみると、今年はここまで、雨の降らない12月となっています。
12月1日〜15日、それぞれの日降水量は、「降水なし」あるいは、降ったとしても「0.0ミリ」という日が続きました。これは2000年以来、24年ぶりです。
雨が少ないのは、東京都心だけではありません。
12月6日〜15日の「降水量 10日間合計」を見ますと、太平洋側では「平年よりかなり少ない」エリアが広がっています。
火災の発生しやすい状況になっていますので、お出かけ前やお休み前には、いま一度、火の元を確認してください。
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●東京都心 次の雨はいつ?
では、この先、東京都心では、いつ雨が降るのでしょうか?
2週間天気を見てみますと、東京都心では、今週は晴れる日が続くでしょう。21日には雨が降る可能性がありますが、降ったとしても、ぱらつく程度になりそうです。空気をしっかり潤すほどの雨ではないでしょう。
さらに、来週も、連日、晴れマークで、空気の乾燥が続きそうです。
空気が乾燥すると、火災の危険度が高まるだけでなく、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。年末にかけて、十分お気をつけください。
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