アウディの電動モデル『Q4 e-tron』が進化。パワーアップとともに一充電走行距離は613kmを実現

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2024年12月16日 12:50  AUTOSPORT web

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ブランドの電動化戦略における中核的役割を担う『Q4 e-tron』のシリーズが大幅なアップデートを受けて登場
 アウディのプレミアムコンパクトEVとして展開され、ブランドの電動化戦略における中核的役割を担う『Q4 e-tron』のシリーズが大幅なアップデートを受けて登場。駆動用電気モーターは最高出力210kW(約286PS)、最大トルク545Nmを発揮し、パワーアップとともに一充電走行距離は613km(WLTCモード)を実現し、12月5日より発売が開始されている。

 旗艦SUVの『Q8 e-tron』シリーズや、スポーティな4ドアグランツーリスモとしてブランドのEVアイコンにも君臨する『e-tron GT』に続くモデルとして、日本市場でも関心が高いコンパクトSUVセグメントを担う『Q4 e-tron』は、そのSUVクーペ版となる『Q4スポーツバックe-tron』ともども電気自動車専用プラットフォームMEBの採用により、全長4590mm、全幅1865mmとコンパクトなボディサイズながらインテリアの全長は『Q5』を凌ぎ、室内空間および荷室は上位モデルに相当するスペースを実現している。

 グレード構成は『Q4 e-tron』『Q4 Sportback e-tron』ともに“advanced”と“S line”の異なるトリムラインが用意され、前車はフロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、19インチアルミホイールを装備する。一方の後車は、グリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせたものとなり、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施される。

 さらに20インチアルミホイールを装着してよりスポーティなキャラクターを強調しつつ、標準仕様より車高を15mm下げたスポーツサスペンションによりダイレクトなハンドリングがもたらされる。

 エクステリアでも機能に即したデザインが施され、電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクター、立体的なホイールディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジングやテールゲート形状により、Cd値はSUVモデルであるにもかかわらず『Q4 e-tron』が0.28、『Q4 Sportback e-tron』は0.26を実現する。

 一方のインテリアでも、特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターを装備し、メーターには10.25インチのアウディバーチャルコックピットを、センターには11.6インチのMMI(マルチメディアインターフェース)タッチディスプレイを配置することによって、フルデジタルのコックピットを形成。

■パワートレインは従来より駆動用電気モーターを大幅アップデート
 ステアリングはトップとボトムがフラットな形状の新世代のデザインを採用し、物理ボタンのないシームレスなタッチ式操作パネルにより手元でのアウディバーチャルコックピットの操作がスムーズに行える。

 フロントスクリーンには上下に分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイが装備され、上部にはナビゲーションや車線逸脱警告等を、フロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報が約3m前方に表示される。

 今回の改良により、ブラックのエクステリアミラーハウジング、ブラックルーフレール(スポーツバックはオプション選択に関わらず非装備)を含む人気のブラックアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージがオプション設定され、全グレードで選択可能に。

 また、マトリクスLEDヘッドライトやLEDリヤコンビネーションライトを採用し、ダイナミックターンインジケーターが標準装備に。このマトリクスLEDヘッドライトには、MMIを通じて4つのデザインから選択可能なデジタル・デイタイムランニングライトが備えられる。

 そして注目のパワートレインでは、従来の“40 e-tron“より駆動用電気モーターの性能を大幅にアップデートし、最高出力210kW(先代比:+60kW)、最大トルク545Nm(同比:+235Nm)を発揮。システム電圧400Vテクノロジーによる総電力量82kWh(正味容量77kWh)の駆動用バッテリーを前後アクスル間の床下に搭載し、リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で0-100km/h加速は6.7秒(欧州値)を誇っている。

 走行中の回生ブレーキの強さはパドルシフトで3段階に調整が可能な“Bモード”を備え、アクセルペダルだけで速度調整ができるワンペダルドライブの感覚も味わうことが可能に。一充電走行距離は出力向上にもかかわらず、前述のとおり613km(WLTCモード:先代比 +19km)と高い実用性を誇っている。

 フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを配置し、また車体前後と左右ミラーに計4つの360°周辺環境カメラを内蔵する最新の安全技術とアシスタンスシステムを標準搭載し、価格は710万〜767万円(税込)となっている。

アウディコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106
アウディジャパン公式サイト:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html

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