『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』 『ロード・オブ・ザ・リング』の200年前の物語を初映画化したアニメーション映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』。実写映画3部作にも登場した白の魔法使いサルマンが最新作に再び登場、故クリストファー・リーのボイス使用の“奇跡の秘話”も明らかになった。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』でも知られる騎士の国ローハンを舞台に、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの知られざる200年前の物語を初映画化した本作。
今回解禁となった場面カットには、白の魔法使いサルマンが見間違えようのないほど、そのままの変わらぬ姿で描かれており、<中つ国>の世界がアニメーションになってカムバックしていることが伺える。
そして吹替キャストには、実写映画でサルマンを演じたクリストファー・リー(2015年6月7日逝去)の声が使用されていることも明らかになった。
シリーズの全ての脚本を手掛け、本作にプロデューサーとして参加しているフィリッパ・ボウエンが、生前のクリストファー・リーから受け取った手紙と、彼の妻ギッテ・クロエンケと交わした会話からこのアイディアが生まれたという。
AI技術による復元ではなく、生前にギッテ・クロエンケから承諾を得て、過去の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの膨大なアーカイブから優秀なスタッフたちが音声を探し出し実現。
『ホビット 決戦のゆくえ』でサルマンがガラドリエルに「Are you in need of assistance, my Lady?」と尋ねるセリフの別テイクを使用している。フィリッパ・ボウエンは「正直に言うと、そのセリフが見つかるかどうかわからなかった」と明かしており、同じ声が出せる別キャストをブッキングする可能性もあったそう。
「クリストファー・リーの声を演じられる人はいるかもしれない。でも、私はそうは思わない。彼の声を使えたことが本当に嬉しいし、素晴らしいことだと感じています」と海外メディアで喜びを語っている。
スタッフ陣からも熱烈に支持され続ける名優が演じるサルマン。果たしてシリーズ屈指の人気キャラクターである彼は、本作のなかでどのような立ち位置で登場するのか、見逃せない。
本作は、日本の制作スタジオ「Studio Sola Entertainment」の元に、「MAPPA」「Production I.G」「STUDIO4C」といった、日本が世界に誇るトップクリエイターたちも集結。
日本の“手描きアニメーション”に徹底的にこだわり、<中つ国>の運命を左右する戦いと、ローハンの民の未来を1人託され「死」をも覚悟した主人公ヘラの壮絶な戦いが、エモーショナルなドラマとしてたっぷりと描かれている。
『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』は12月27日(金)より全国にて公開(吹替/字幕版同時公開※一部劇場除く)。<Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/4DX/MX4D/IMAX®>
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(シネマカフェ編集部)