【動画】『秘密〜THE TOP SECRET〜』ティザー映像
本作は、科学警察研究所の法医第九研究室・通称“第九”を舞台に、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンス。原作は清水玲子による同名漫画で、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。「MELODY」(白泉社)で1999年から2012年まで掲載され、全12巻で完結。現在はスピンオフ『秘密 season0』の連載が続いている。
凶悪・重大犯罪において、被害者および犯人死亡の際、その脳を特殊なMRIスキャナーにかけ、生前の記憶を映像化する「MRI捜査」を行う。その映像には、死者が「見た」ものであるため、幻覚や病気、妄想、先入観までも映し出されてしまう。板垣が第九の室長・薪剛役を、中島がかつての第九メンバーで薪の親友以上の存在だった鈴木克洋役と、その後第九に配属される、鈴木とうり二つの新米捜査員・青木一行役の一人二役を演じる。
國村が扮する貝沼清孝は、原作では薪に助けられたホームレス男性だが、ドラマでは大学教授で第九のMRI捜査技術を開発した“脳科学の権威”というオリジナル設定のキャラクター。MRI技術の開発を通して薪と親交を深めた貝沼は、薪が信頼し尊敬する人物だが、後に衝撃の秘密が明かされるなど、物語のカギを握る重要な役どころとなっている。
高橋が演じるのは、薪を支える“第九”の捜査員・岡部靖文。がっしりとした体格と野性味あふれる風貌の岡部は、事件解決に全力を注ぐ熱く実直な性格の一方で、情にもろく人間味に溢れ思いやりと愛きょうのある人物。捜査一課でノンキャリアのたたき上げ刑事だったが、“ある特命”を受けて第九に配属。当初はMRI捜査に否定的な考えを持つものの、次第に薪に心から敬意を払うようになり、彼をサポートするようになる。
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高橋は「オファーを受けてから原作を読みましたが『(岡部は)オレじゃん』と思いました、特に顔が(笑)」と率直な感想を明かし、「原作の岡部ファンがいたとしたら裏切りたくないなと。誠実さとチャーミングさを兼ね備えた岡部をしっかり演じたいと思います」と意気込んでいる。
ドラマ『秘密〜THE TOP SECRET〜』は、カンテレ・フジテレビ系にて2025年1月20日より毎週月曜22時放送。
※キャストのコメント全文は以下の通り。
【コメント全文】
■國村隼
脚本を読んで思ったのが「コンセプトがとても面白いな」と。今まで考えようもなかった捜査方法で、倫理的にいいのか、自分は問題を解決しているのか、という主人公の葛藤などいろいろな要素がある。今までに並ぶもの、似たものがない、非常にオリジナリティーがある物語だと思いました。脚本は佐藤嗣麻子さんで、さまざまな要素が詰まった、読み物として面白い脚本だなと思いました。逆に撮る側の苦労は有りそうだなと。自分自身、貝沼という人物にとても惹かれました。一体この人はなぜこうなったのだろう、実際にこんな人がいたら恐ろしくもあり、また興味も尽きない。貝沼は脳科学者で自分自身を含めて、人間としての存在を「脳」でとらえていると思います。薪に対してというより薪の脳の中にあるあらゆる才能を、厳密に言うと薪の脳に対して特別な感情を抱いている、そういう人物なのですね。彼の興味は脳の中身にしかない。だからMRIを開発したのでしょう。
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■高橋努
オファーを受けてから原作を読みましたが「(岡部は)オレじゃん」と思いました、特に顔が(笑)。原作は読み進めるのが楽しくて、ドキドキしながら読みました。最初はこの原作をどうやって脚本にするのかと思いました。しかし原作をイメージしやすい脚本になっていて、すごく面白いです。原作の岡部ファンがいたとしたら裏切りたくないなと。誠実さとチャーミングさを兼ね備えた岡部をしっかり演じたいと思います。岡部は捜査一課のエリートでとにかく事件を追う・解決するところに重きを置く誠実さや、実直さがあると思っています。被害者を思う、「愛」を持ったキャラクターなので「愛」を持って演じたいと思います。板垣さんと中島さんの2人との初日では、漫画からそのまま出てきたようだなと思いました。2人に出会うシーンがありましたが、2人ともイケメン過ぎて…。輝いていました。
脳の記憶は全て「過去」のもの。しかしこの作品は「未来」に向かっていると思っています。脳のMRI映像だけではなく、苦しんでいる人たちがたくさん出てきますが、未来に向かって進んでいる、人生を歩んでいる。薪がまさにそうだと思います。物語が終わった後に前向きになれたらいいなと。作品を通して視聴者が薪を応援してくれたら前に進めるんじゃないかと。そのうちの何人かは岡部を応援してくれたらいいなと思っています。