俳優の石原さとみさんが 16日都内で行われた「第49回報知映画賞」の表彰式に登壇し、主演女優賞を受賞しました。
【写真を見る】【石原さとみ】産後復帰作「ミッシング」で主演女優賞受賞「精神が壊れるぎりぎりだった」「親孝行ができました」
今回、石原さんは映画「ミッシング」の演技で主演女優賞を受賞。同作は、ある日突然いなくなった幼い娘をきっかけに、マスコミの報道やSNSの誹謗中傷に苦しむ母親や家族を描くストーリー。石原さんは幼女の母親・沙織里を演じました。
表彰式には、吉田恵輔監督と夫役を演じた青木崇高さんがお祝いに駆けつけました。監督は”役作りに関する努力や苦悩を目の前で見ていたので、100点の芝居をしてもらって いろんな人に思いが届くといいなと思っていたら 素晴らしい賞を頂けて自分のことのように嬉しい。僕はこれからも 石原さんの味方なので これからも頑張ってください”と声を掛けました。
作品の中で、一番近くで石原さんを見てきた青木さんは”撮影中はそんな笑顔 1回も見られなかった。現場では ずっと沙織里で 演技っていう感じは 僕はしなかった。本当に覚悟というか 心意気が一緒に共演する僕らを巻き込んで 素晴らしい「ミッシング」という作品を作ってくださった。大変だったと思うけど、本当におめでとうございます”と祝福しました。
石原さんは、2003年に報知映画賞で新人賞を受賞。真っ白のドレスで登壇した石原さんは”15歳で映画でデビューをして、16歳で初めて賞を頂いたのが報知映画賞の新人賞です。その時の授賞式を鮮明に覚えていて、両親が泣きながら授賞式に参加してくれたからです。21年が経ち映画で初めて主演女優賞を頂けました。本当に嬉しいです”と感謝を伝えました。
石原さんにとって「ミッシング」は産後復帰作。娘を失った母親を演じることに”精神が壊れるぎりぎりだったけど、乗り越えられたのは 夢だった吉田監督の現場に自分は今いる と思えたからです。7年前に監督に「あなたと仕事がしたい」と直談判をして 夢が叶っているから と思って乗り越えられました”と撮影期間を振り返りました。
続けて、”「お芝居ってこうやってやるんだ」「役を生きるってこういうことか」っていう大発見が沢山ありました。役者という肩書には全く自信がありませんが、賞を受賞して、何よりも吉田組を経験できたことを誇りに「役者さん」となれるようにこれから挑戦していきたいと思います”と意気込みました。
さらに、石原さんは”本日は21年ぶりに両親が病気を乗り越えて参加してくれています。本当に親孝行ができました”と明かし、”これから家族にも喜んでもらえるように頑張っていきたいと思います”と笑顔を見せました。
【担当:芸能情報ステーション】
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