俳優の市村正親、小芝風花、津田健次郎が16日、都内で行われた映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』(27日公開)ジャパンプレミアに登壇。市村が収録を振り返った。
【貴重写真】面影ある…!?劇団四季に入団した24歳のときの市村正親 ヘルム王を演じた市村は、ミュージカル『モーツァルト!』の休演日2日間で収録するというハードスケジュールだったそう。さらに、誰の声も入っていない状態だったようで「試写を見たときにみんなの声がしたので、うれしかった。結集したのを見て興奮した」と満足げ。「最初がハラハラ、終わりまでハラハラ。ハラハラハラハラハラハラですごい!中学1年生と高校1年生の子にも見せようと思います。僕、特に良い役やっているので!」と充実感あふれる表情を見せた。
そして、娘・ヘラの声を演じた小芝が「お父さん(市村)のお声が入っていたので、親子関係やお父さんが子どもを思う気持ちが胸に来るものがありました。扉越しに話すシーンが泣いちゃうと思うぐらいすてきで」と語ると、市村は「あなたの存在があるからできた」と力強くうなずいた。
イベントではシリーズの始まりの物語である今作にちなみ、「私の原点エピソード」を発表することに。市村は、めがね姿のバストアップ写真を公開し、「24歳で劇団四季のオーディションを受けたときの写真です」と説明。「それまでは付き人をしていたり、俳優の毛も生えていなくて。ここから俳優人生がスタートしたんです。まぁ、何にも知らない顔してますね」と照れ笑いを浮かべた。
今作は、ピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の200年前の世界を舞台に、あの指輪をめぐる壮大な冒険へと繋がる戦いを描くアクション超大作。騎士の国ローハンの若き王女ヘラ (CV:小芝)が、王国の平和と民の未来守るため国の命運をかけた戦いに挑んでいく。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作は、強大な魔力を秘めた指輪を託されたホビットのフロドと、旅の仲間たちの過酷な物語が壮大なスケールで描いたシリーズ。冒険の始まりを描いた1作目はアカデミー賞(2002年)作品賞を含む合計13部門にノミネート、最多4部門を受賞。翌年に映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、翌々年に完結編となる映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が公開されると、アカデミー賞(04年)作品賞を含む11部門で受賞し、世界的大ヒットシリーズとなった。公開から20年を経た今も、ファンタジー映画の金字塔として世界中の人々を魅了し続けている。
日本アニメーションの第一人者・神山健治監督と、日本のスタジオSOLA ENTERTAINMENTによって、全編手描きのアニメーションで贈る今作は、全米3000館以上、そして全世界で数万スクリーンに及ぶ拡大公開が決定。複数の国では、日本語吹替版を上映する予定となっている。
同イベントには、神山監督も登壇。特別ゲストとして阿部一二三が応援に駆けつけた。