18日〜19日と22日〜23日 日本海側は大雪に警戒 立ち往生の恐れも

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2024年12月17日 17:28  日本気象協会

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日本気象協会

18日〜19日と22日〜23日 日本海側は大雪に警戒 立ち往生の恐れも

18日(水)は北海道から東北の日本海側は広く雪で、大雪になる所も。交通機関への影響に注意を。北陸では冷たい雨に交じり、湿った雪が降るでしょう。警報級の大雨になる可能性も。地盤が緩んでいる地域では土砂災害にも警戒。19日(木)は雪の範囲は山陰や九州北部にも広がるでしょう。22日(日)から23日(月)は再び日本海側を中心に冬の嵐。最新の情報に注意を。



●18日(水)〜19日(木) 北海道から東北の日本海側を中心に大雪 山陰や九州北部でも雪に


18日(水)は、北海道から東北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。大雪になる恐れもあり、市街地でもさらに積雪が増えそうです。交通機関への影響に注意するとともに、雪かきなどをする際は、屋根からの落雪にも十分ご注意下さい。

北陸では冷たい雨が断続的に降り、平地では大雨になる恐れがあります。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域がありますので、土砂災害などに注意・警戒が必要です。標高の高い所では雪になるでしょう。

寒気の流れ込みが強く、太平洋側にも雪雲が流れ込み、東京都心周辺でも雪が舞うこともありそうです。

19日(木)にかけて、雪や雨の範囲は、九州北部にまで広がる予想です。山陰では山沿いを中心に大雪になる所もあるでしょう。また、平地では雨が断続的に降り、警報級の大雨になる恐れがあります。冷たい雨に交じり、雪が降ることもあります。積雪や路面の凍結に伴う交通障害に十分ご注意下さい。


●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を


もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。


●22日(日)から23日(月) 再び日本海側で冬の嵐に


20日(金)から21日(土)にかけて、冬型の気圧配置は緩み、本州付近を前線や低気圧が通過するでしょう。広い範囲で雨が降りそうです。乾燥が続く関東など太平洋側でも雨が降りやすく、空気が潤うでしょう。

22日(日)から23日(月)にかけて、日本付近は再び強い冬型の気圧配置になります。山陰や北陸から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。沿岸部には冷たい季節風が吹き付け、広く荒れた天気になりそうです。寒気の流れ込みは強く、晴れ間がでる太平洋側にも、山沿いを中心に雪雲の流れ込んでくる所があるでしょう。

また、北海道では、最高気温が0℃に届かず、真冬日が続く所もあります。雪道を運転する際は、日中でもアイスバーンなどに十分ご注意下さい。


●路面の凍結 特に注意すべき所は


雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。

(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。

(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。

(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。



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