部活から地域活動移行の「コベカツ」 ロザン菅広文「新しい友達できる」メリット

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2024年12月17日 19:03  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ロザン菅広文(2013年2月撮影)

ロザンの宇治原史規(48)菅広文(48)らが17日、MBSテレビ情報番組「よんチャンTV」(月〜金曜午後3時40分=関西ローカル)に生出演。部活動を終了し地域活動へ移行する神戸市の「コベカツ」について議論した。


神戸市教育委員会は前日16日、26年秋から市内の公立中学校の部活動を終了し、地域のスポーツ団体などによるクラブ活動に完全移行する「KOBE◆KATSU(コベカツ)」を発表した。部活動の外部委託で、少子化による学校単位での活動の難しさや、教員の長時間労働問題の解消を見込んでの施策。生徒は、市内のクラブ活動を自由に選べるようになるという。


菅は「先生方の負担が減るのはいいことだと思う。もうひとつ、学校になじめない子が、学校から離れて地域で活動して、新しい友達ができるというのもメリット」と語った。


その一方で、菅は学生時代のバスケットボール部での思い出を披露。顧問の先生はバスケットボールの経験がなかったが「先生が朝1人で練習しているのを見て感動した」と、教員が顧問として部活動に携わる意義にも触れた。


宇治原は、教員の負担軽減は差し迫った問題でもあるとし、その面での効果にも言及。その上で「手をあげる活動団体がなくて、受け皿が今よりも減ってしまっては、生徒たちが不幸になる」と危惧もしていた。


また、元女子プロテニス選手の沢松奈生子氏(51)は、中学のスポーツ活動で好成績を残してスポーツ推薦で高校に進学したい人にとって、部活がなくても中学の大会に出られるのかを懸念。とはいえ「テニスでは団体戦があり、人数がそろわなくて大会に出られないケースもある。そういう面では(地域移行により)まとまって出られるようになるのはいいこと」という期待感も示していた。

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