【動画】FANTASTICSの書き下ろし主題歌入り『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』本予告
本作は、緑豊かな自然に囲まれた小さな村を舞台にした、切なく優しい青春映画。3月31日をもって放送作家業・脚本業を引退した鈴木おさむの念願の企画で、2019年の初演以降、何度も再演されている同名朗読劇を実写映画化した。原作・脚本を鈴木が務める。
アキト(八木)らが暮らす四季折々の自然が美しい村では、18歳になった男たちに、20歳までの2年間という期間限定で「人生で一回だけ魔法が使える」という代々受け継がれてきた秘密が告げられる。真剣に悩み、葛藤しながら、4人の少年たちは大人への階段を登っていく。誰しもが人生の岐路に立つタイミングに、果たして彼らは何に魔法を使うのだろうかー。
映像は、明るい未来を思い描くアキト(八木)、ハルヒ(井上)、ナツキ(櫻井)、ユキオ(椿)の4人が、「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密をテツ爺(笹野高史)から告げられるところから始まる。桜吹雪が舞う中、身体の弱いハルヒを背負ったアキトらが鬼ごっこをする幼少期の姿から、高校生になった彼らが自転車に乗る姿に切り変わるシーンでは、4人の変わらぬ仲の良さが印象的だ。「魔法の使い道」について会議する場面でも、ムードメーカーのユキオを始め、和気あいあいと笑い合う姿からは確かな絆がうかがえる。
しかし魔法が使えるということは、楽しいことばかりではない。プロのピアニストへの夢を追うアキトは、夢をつかみ取るために魔法は使いたくないと言う一方、父親の病気のせいでサッカー選手になる夢を諦めざるを得なかったナツキは、魔法で自分の人生を修復するのだと、激しく衝突してしまう。人生で一番選択肢がある時に使える魔法を、自分の願いをかなえるためか、誰かの幸せのために使うのかー。たくさんの思いを抱え、涙を流しながらも4人はかけがえのない選択をすることになる。何に魔法を使うのが正解なのか、はたまた正解があるのかとすらも考えさせられる予告映像に仕上がっている。
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映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は、2025年2月21日より全国公開。