石破茂首相(自民党総裁)は18日、公明党の斉藤鉄夫代表と首相官邸で昼食を共にしながら会談した。斉藤氏は選択的夫婦別姓制度の導入に向け「細部を詰める必要がある」と述べ、両党の実務者レベルで協議を始めることを提案。首相は「党内で協議する」として即答を避けた。
斉藤氏は同制度の導入論議を進めるに当たり、(1)戸籍制度改革(2)子どもの姓選択の方法―を与党で検討する必要があると指摘した。会談に先立つラジオ番組では、導入法の制定は議員立法が望ましいとした首相の発言を念頭に「内閣提出の法律によって規定すべきだ」と指摘。「もう決断するときだ。しっかり(首相を)説得していきたい」と強調した。