12月7〜8日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』は今シーズン最後のレースということもあり、数々の話題があったが、そんなレースウイークに、これまでなかった“前代未聞”の週末を過ごしたのがSyntium LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹だ。レース後、吉本に多忙だった週末を振り返ってもらった。
吉本は今季、河野駿佑とともにSyntium LMcorsa GR Supra GTをドライブしてきたが、オートスポーツwebでも既報のとおり、台風のため日程変更された第5戦鈴鹿は、吉本のもうひとつの顔である3ピース・ボーカルバンド『doa』の名古屋JAMMIN’でのライブの日程が重複してしまっていた。
ただ、吉本にとってはタフなスケジュールをこなした充足感よりも、決勝でSyntium LMcorsa GR Supra GTに良い結果をもたらすことができなかったことが悔しい様子だった。「今シーズンを通じて良いところがひとつもなかったですからね」と吉本は語った。LM corsaは2025年に向けて車両スイッチの噂もあることから、なおさらだったのかもしれない。