映画「室町無頼」(1月10日IMAX先行上映、1月17日全国公開)ジャパンプレミアが行われ、主演の大泉洋さんはじめ、長尾謙杜さん、松本若菜さん、北村一輝さん、柄本明さん、堤真一さん、入江悠監督が登壇しました。大泉さんのシルエットが障子に浮かび、一太刀で打ち破ってキャスト一同が登場すると、客席からは黄色い歓声と拍手が送られました。
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挨拶で北村さんは“さっきライトが当たった瞬間、(大泉さん)ニヤッと笑っていました”と暴露すると、大泉さんは“影だから、(お客さんには)見えないし、そんな顔してないから!”とクレームを入れて笑わせました。
この作品は、 昨年直木賞を受賞した垣根涼介さんの同名小説が原作のアクションエンターテインメント。室町時代の応仁の乱前夜の京を舞台に、己の腕と才覚だけで世を泳ぎ、ひそかに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、主人公・蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ、大泉)と、彼のもとに集結した「アウトロー=無頼」たちの闘いを描いた作品。
IMAXで先行上映されることに大泉さんは“これ、なかなかすごい事なんですって。IMAX側が認めてくれないとIMAXで上映出来ないらしいです。…という事は、本国は知っていたんですね僕の事を…”と、会場をドヤ顔で見渡していました。
また本作は、激しいアクションも見どころの一つとなっていますが、長尾さんの立ち回りに大泉さんは“私も頑張りましたけど、長尾くんがとんでもなくて。脚本を読んだときからひどくて!ト書きが何ページも何ページも続くんですよ。それで最後に「以下ここまでを一連で」と括って…”と、明かし、“バカじゃないか!”とあきれつつ、制作陣に猛クレームを入れると、長尾さんは“でも我ながら、自分で言うのもあれですけど、完成を見ると、カッコいいなと思いました”と照れ笑いを浮かべました。そして実際に現場で立ち会っていた堤さんは“「やめればいいのに…無理だって、終わらへんで…」と思ってた”と率直な感想を吐露しつつ称賛していました。
そして入江監督は“でも長尾くんは僕が「OK」と言っても「もう一回、悔しいからやりたい。何か納得いかないっす」と言っていた”と明かすと会場から長尾さんに拍手がわき起こっていました。
一方、初期の台本には、アクションが書き込まれていなかった堤さんは“最初、馬だけに乗っていれば良かったはずが、なぜか戦わされていた…”とボヤくと、大泉さんも“年配はちょっとやったら、すぐ休憩なんですよ。(一連で長くなんて)監督が「OK」って言ったらOKなんですよ。撮り直しなんて”と語ると、これを聞いていた長尾さんは“お二人ともすごいです。貫禄もありましたし、僕はすばやくパッパッといく感じですが、ひとつひとつのタメや動きにキレがあり、かっこいいなと思いました”と褒めると、大泉さんは“んっ、我々は速く動けないってディスってる?”と、疑心暗鬼の眼差しを向けると、長尾さんは慌てて“そんなことないです、一個一個が必殺技みたいでした!”と、素早いフォローを入れていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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