冬のボーナスの支給が始まった。落胆どころか怒りの声も聞こえてくる。東京都の50代男性(介護職/年収400万円)は、今年の冬ボーナスが「14万円」だったとし、
「正社員でいる意味ある? バカにされてるとしか思えない」
と憤った。(文:天音琴葉)
ボーナスに全員5万円が加算されるも、残業禁止で年間60万円の収入減
熊本県の40代男性(介護職/年収400万円)は、今年の冬のボーナスが「手取り19万ほど」で、毎年ほぼ変わらないそう。だが例年12月前半に支給されるはずが、今年は「突如、支給の調整が間に合わず」と月末になったことが不満のようだ。
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この職場ではほかにも重要事項が直前に通達されることがあり、現場は「混乱と不平不満が噴出」と嘆いた。
「通達が連絡ツールを使っての通達なので口頭の説明がほしいと訴えているが反応はなし」
記録に残すために敢えて文字で連絡することがあるが、急な通達の場合には口頭でも説明してほしいものだ。
一方で岡山県の50代女性(電気通信工事会社の事務/年収400万円)は、冬のボーナスについて、
「今年は43万だったので、去年より2万減りました。しかし会社が、残業代が減ったから、全員に5万円加算したそうです。賞与は48万になりました」
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と、結果的に昨年よりも増えたものの、まったく嬉しくない様子。
「残業代がパソコンを電源を勝手に切られる仕組みになったので、年間60万違うため、生活ができていません」
どうやら定時になったらパソコンの電源が落ち、残業ができなくなったようだ。経営が苦しいのだろうが、年収が60万円も減ったら堪らない。そのため、現在の手取りは「19万円」だとし、「家賃、車の維持費、スマホ、電気、ガス、水道、食費、残りはわずかです」とこぼす。
「勤続25年くらいです。就職氷河期のたいして取り柄のない私は働いても人生終わってるなと、生きていくのもしんどいです」
諦める前に、勤めながら転職活動はできないだろうか。人手不足のこのご時世、25年間、まじめに勤めてきた人を雇いたいと思う経営者はいるはずだ。なお、女性は冬ボーナスの使い道については、「手取りは38万くらいだから、あまりたいしたことはなく、家の修繕に使います」とのことだった。
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