本日12月19日(木)は、俳優・河合優実24歳の誕生日。
2000年生まれの河合は、2019年のデビュー以降、『サマーフィルムにのって』『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『少女は卒業しない』など様々な作品に出演。TAMA映画賞最優秀新進女優賞、ヨコハマ映画祭助演女優賞などを受賞した。
今年、多くの映画に出演した河合。今回、誕生日を記念して、2024年の出演作品をまとめてご紹介。
『四月になれば彼女は』
4月のある日、結婚を間近に控えた<藤代俊>(佐藤健)の元に“とある人物”から手紙が届く。それは藤代が10年前に交際していた初恋の女性<伊予田春>(森七菜)。時を同じくして、藤代の婚約者である<坂本弥生>(長澤まさみ)が突然姿を消してしまう。なぜ春は手紙を書いてきたのか? なぜ弥生は姿を消したのか? ふたつの謎はやがて繋がっていく――。
『百花』や『億男』などの原作者・川村元気による同名恋愛小説の映画化。河合は、弥生(長澤まさみ)の独特な恋愛観を知る妹・坂本純を演じている。
『あんのこと』
機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏が、人情味あふれる型破りな刑事や、更生施設を取材する週刊誌記者をはじめとした人々と出会い、その見返りを求めない姿に次第に心を開き、生きる希望を見いだしていくが――。
2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描いた、実話を基にした人間ドラマ。主演の河合は、辛い現実の中で懸命に生きる主人公の杏を演じている。
『ルックバック』
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる。2人の少女を繋いだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。
コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキの同名漫画の劇場アニメーション化。声優初挑戦となった河合は、ひたむきに漫画を作り続ける藤野の声を担当している。
『ナミビアの砂漠』
やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きているカナ。優しいけど退屈なホンダから、自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第に自分自身に追い詰められていく――。
カンヌ国際映画祭監督週間で絶賛され、国際映画批評家連盟賞を受賞。都内を中心に満席回が続出し、TAMA映画賞最優秀女優賞・最優秀新進監督賞を受賞するなど、今年を代表する映画に。主演の河合は、いじわるで、嘘つきで、暴力的だが、夢中になってしまう魅力を持ったカナを演じている。
『八犬伝』
人気作家・滝沢馬琴は、友人の絵師・葛飾北斎を前に構想中の物語を語り始めた。里見家の呪いと戦うために八つの珠を持つ八犬士が運命に導かれるように集結し、過酷な旅に出る物語。北斎は物語の続きを聴くために馬琴の元を訪れ、2人の奇妙な関係が始まる。その連載は「悪が蔓延る世の中だからこそ完全懲悪を貫く」という馬琴のライフワークとなるが、クライマックスに迫ったとき、馬琴の目が見えなくなり始める――。
山田風太郎の小説「八犬伝 上・下」の映画化。河合は、【虚】の世界で八犬士の1人、犬塚信乃(渡邊圭祐)に思いを寄せる浜路を演じている。
「不適切にもほどがある!」
1986年。体育教師・小川市郎は、生徒たちから「地獄のオガワ」と恐れられていた。家では男手一つで17歳の一人娘・純子を育て、娘の非行に手を焼いている。ある日、市郎は、いつものようにタバコを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう。そして、目を覚ました市郎の目に飛び込んできたのは――。
1月期に放送された本作は、“昭和”と“令和”を行き来する物語。おじさん・小川市郎(阿部サダヲ)が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップするタイムスリップコメディ。河合は、市郎の一人娘、昭和の女子高生・小川純子を演じている。
「RoOT / ルート」
新人の佐藤を引き連れ、銀行員の不倫現場を調査中の探偵の玲奈は、いくつかのトラブルに見舞われながらも任務を遂行。しかし、2人の背後には、不気味な影が忍び寄っていて――。
坂東龍汰とW主演を務めた本作は、映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに誕生する、漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」の若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーを展開。河合は、探偵の玲奈を演じている。
Amazon Originalドラマ「龍が如く〜Beyond the Game〜」
喧嘩では右に出るものはいない桐生は、養護施設の幼なじみたちを守るため、あることをきっかけに極道の世界に身を置くことに。1995年と2005年、2つの時間軸が交差する――。
大ヒットゲーム「龍が如く」シリーズを基に、オリジナル脚本で製作したクライム・サスペンスアクション。歓楽街・神室町を舞台に、堂島の龍に憧れる桐生一馬の成長物語。河合は、桐生や錦の幼なじみ・澤村由美を演じている。
また来年は、ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹、蘭子役で出演する連続テレビ小説「あんぱん」、主人公を翻弄する謎めいた大学生を演じる『敵』、萩原利久と初共演する『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の放送・公開を控えており、来年の活躍にも目が離せない。
(シネマカフェ編集部)