WRC世界ラリー選手権のWRC2クラスに参戦しているシトロエン・レーシングが、2025年に起用するドライバーラインアップを発表した。
2024年シーズンを戦ったヨアン・ロッセルは続投となった一方、ニコライ・グリアジンは今季限りでチームを離れ、2025年シーズンからは新たにレオ・ロッセルを起用することになった。
ヨアンは2022年にこのカテゴリーに参入して以来、一貫してタイトル争いの中心選手として活躍を続けており、WRC2クラスで確固たる地位を築いている。2025年のコドライバーはアルノー・デュナンだ。
さらに、新加入することになったレオ・ロッセルは、ヨアンの実の弟であり、PHスポーツが運営するシトロエンC3ラリー2にギヨーム・メルコイレ(コドライバー)とともに乗り、2024年フランスラリー選手権のタイトルを獲得している。
レオのWRCへの本格参戦は2025年シーズンが初となり、この起用によってシトロエン・レーシングのロッセル兄弟コンビが完成した。ふたりはともに、起用発表のチームリリースにて、以下のコメントを発表している。
●ヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)
「シリーズ最高レベルのシトロエン・レーシングを代表することは大変な名誉であり、2025年は弟のレオとも契約したことで、この挑戦に非常に個人的な情熱的な側面が加わった」
「シトロエンC3ラリー2は2024年シーズン、アスファルトでもグラベルでも驚異的な性能を発揮しており、進化を続けてきた。これからも、私たちを驚かせてくれるクルマに乗って限界に挑戦し続けることに、興奮しているよ」
●レオ・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)
「C3ラリー2で2024年フランス・ラリー選手権のチャンピオンになったことは、僕のキャリアにおける素晴らしいマイルストーンであり、2025年にシトロエン・レーシングの公式ドライバーに加わることは夢の実現だ」
「ラリーの世界で育ち、ステランティス・モータースポーツのプロモーションプログラムを通じて歩んできた僕のキャリアは、シトロエンの若い才能への取り組みの証だろう」
「兄のヨハンとともにこの新たな挑戦に挑み、この並外れたクルマの限界に挑戦し続けていこうと思うよ」