【モデルプレス=2024/12/19】2021年の公開から現在に至るまで根強い人気を誇る人気韓国ドラマ「わかっていても」。日本でも話題を呼んだ本作が、日本・鎌倉を舞台にオリジナル連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」(ABEMA・Netflixにて世界同時配信)として再構築され、今改めて注目を集めている。モデルプレスでは、今井千輝役の鳴海唯(なるみ・ゆい/26)にインタビューし、オファーを受けた時の心境や実直に向き合った役作りの裏側、日本版ならではの魅力について聞いた。【インタビュー前編】
― 役に実直に向き合い続ける鳴海さんの覚悟を感じます。そんな鳴海さんが考える「わかっていても the shapes of love」の魅力とは?
鳴海:キャラクター一人ひとりの心情がすごく丁寧に描かれているところだと思います。漣と美羽の2人の物語がベースにありつつ、オムニバスのように他のキャラクターにも焦点が当てられたメイン回があるのですが、それぞれの抱えている心情と漣&美羽の恋愛がリンクしていく構成が見事で、より主軸2人の話の深みが増している気がします。例えば、ヒロインの美羽に対して朝倉あきさん演じる咲がアドバイスをするシーンでは、咲の抱えている不安や悩みがちゃんと見えるからこそ、咲の言葉に説得力が増していて「この人だから美羽にこういう言葉がかけられるんだな」と思わず私もいち視聴者として観ていました。きっと、この「わかっていても the shapes of love」を観た人は出てくる登場人物みんなのことを好きになるんじゃないかなと思います。
1998年生まれ、兵庫県西宮市出身。2019年、NHK連続テレビ小説「なつぞら」でドラマデビューし、2023年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。近年の主な出演作は、ドラマ「すべて忘れてしまうから」(テレビ東京/2023)、「Eye Love You」 (TBS/2023)、「君が獣になる前に」(テレビ東京/2024)、「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS/2024)、 映画「熱のあとに」(2024)、「赤羽骨子のボディガード」(2024)など。