シネマカフェでは、「2024年好きな秋ドラマ&キャラクターは?」と題して、12月15日まで読者アンケートを実施。今回、その結果をランキングにして発表。まずは、読者が選ぶ好きな秋ドラマ第1〜3位をご紹介。
第1位「放課後カルテ」
第1位は、松下洸平主演ドラマ「放課後カルテ」。日生マユによる同名人気マンガのドラマ化で、あることがきっかけで大学病院から小学校の保健室に赴任してきた小児科医・牧野が、その観察眼で児童たちの異変を見抜き、子どもたち、その家族、時には教師までも救っていく、保健室ヒューマンドラマ。
牧野を松下が演じているほか、森川葵、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸らが先生役で出演している。
アンケートでは、「松下洸平さん演じる一見ぶっきらぼうな牧野先生と子供たちとやり取りが可愛いくて面白くて。お話全体を通しては毎話毎話感動で涙なしでは観れず、この作品の虜です」、「子供にだけでなく人への接し方、向い合い方、とても学べる」、「主演の松下洸平はじめ、児童役含む全てのキャストの演技が素晴らしく、毎回号泣です。考えせられる・勉強になる話ばかりで、これからもずっと残っていって欲しいドラマでした」と感涙の声が届いた。
最終話あらすじ(12月21日21時〜日本テレビ)
卒業式が近づく中、牧野(松下洸平)のもとに、養護教諭・岩見(はいだしょうこ)が引き継ぎの挨拶にやってくる。そんな中、学校へ行く理由となった患者・真琴(三浦綺羅)の様子を咲間(吉沢悠)に聞きに行った牧野は――。
第2位「宙わたる教室」
実話に着想を得た物語「宙わたる教室」の舞台は、東新宿の夜間定時制高校。事情を抱えた多様な生徒たちが通っている。そんな学校に、理科教師・藤竹が赴任。科学部を発足し、ひとりひとりの個性を調和へと導く、前代未聞の実験に挑む物語。
窪田正孝が理科教師・藤竹を、小林虎之介、伊東蒼、ガウ、イッセー尾形が生徒たちを演じているほか、田中哲司、木村文乃、中村蒼も出演している。
アンケートでは、「脚本も内容も演技も素晴らしかった!とても丁寧に作られた作品で毎話心にぐっときた。最終回の学会発表のシーンは本当に感動した!」、「色々な事情や困難を抱えた科学部のメンバーが、時に衝突しながらも『火星をつくる』ことに挑戦する姿に胸を打たれ、その結実ある最後の研究発表のシーンでは号泣してしまいました。隣に優しく寄り添って、『ちょっとだけ頑張ってみよう』という勇気をくれるドラマです」、「様々な年齢の生徒たちが、定時制高校の科学部を通して、諦めたものを取り戻して行く姿に勇気をもらいました。主人公の藤竹先生の生徒への寄り添いが素敵で、大切にしたい言葉にたくさん出会えました」と、勇気が湧いたという声が多数。
放送は終了。
第3位「わたしの宝物」
松本若菜主演の木曜劇場「わたしの宝物」。夫以外の男性との子を、夫との子と偽り産んで育てる托卵を題材に、大切な宝物を守るために悪女になることを決意した女性とその夫、そして彼女が愛した彼――3人のもつれあう感情を描く大人の恋愛ドラマ。
主人公の神崎美羽を松本、外では優秀な会社員だが、家庭では妻にキツく当たる美羽の夫・神崎宏樹を田中圭、傷ついた心にぬくもりを与えてくれる美羽の幼なじみ・冬月稜を「Snow Man」の深澤辰哉が演じる。
アンケートでは、「誰もが罪をおかしてしまっているが、でも幸せになって欲しいと思えるドラマでした。言葉なくても、表情、仕草1つでその場の空気を変えることができるのだと俳優さんの凄さを感じさせてくれました。マスターの言葉はカレンダーにして欲しいぐらい染みました」、「先が読めないオリジナル作品で、展開がスピーディーで飽きない。内容は重いが、役者陣の演技に惹きつけられる」、「難しいテーマだが、メインの3人の演技が光る素晴らしいドラマ。特に田中圭さんの繊細な心の動きに、共鳴してしまい毎回涙してしまう」など、俳優陣の熱演についてのコメントが多く寄せられた。
最終話あらすじ(12月19日22時〜フジテレビ)
神崎美羽(松本若菜)は、栞と3人の最後の面会をするため、神崎宏樹(田中圭)のことを動物園の入り口で待っていた。しかしそこにやってきたのは冬月稜(深澤辰哉)だった――。
第4位〜第10位は以下の通り。
第4位「ライオンの隠れ家」
市役所勤務の小森洸人(柳楽優弥)と、その弟で自閉スペクトラム症の美路人(坂東龍汰)のもとに、「ライオン」と名乗る謎の男の子が突然現れるところから始まるヒューマンサスペンス。
▼読者の声
・「坂東くんのみっくんが素晴らしすぎる演技で毎回魅入ってます」
・「ストーリーも面白いが、出演者がとてもいい。芸達者の大人たちと子役の佐藤大空君の可愛さ!こんな可愛い子が今までいただろうか?と思うくらい、可愛い。毎週、楽しみにしている」
・「柳楽優弥の演技が優しさと切なさが伝わってきて秀逸で、引き込まれています」
最終話あらすじ(12月20日22時〜TBS)
洸人(柳楽優弥)がいなくなり、不安で落ち着かない美路人(坂東龍汰)は、ライオン(佐藤大空)と愛生(尾野真千子)と共に探し回るが――。
第5位「あのクズを殴ってやりたいんだ」(放送終了)
プロボクサーを目指す主人公・佐藤ほこ美(奈緒)が、金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太)との出会いをきっかけに、恋にボクシングに本気で向き合う完全オリジナルラブコメディ。
▼読者の声
・「今までにないラブコメ。ヒロインが婚約者に結婚式当日に逃げられ、その後にもクズを引き寄せ、殴るためにボクシングを始める。鼻血も出すし、殴られる、こんなヒロインいましたか?当て馬の大葉さんが素敵過ぎたし!!」
・「全ての登場人物が苦悩葛藤しながら必死に生きていて、前を向いて歩みだす姿に背中を押されました。全ての人を応援したくなるドラマでした。サイドストーリーも心に響く言葉が沢山あって、それぞれのキャラクターを深く知ることで、本編がより楽しめました」
・「ただのラブコメドラマじゃなく、人間ドラマ、スポコン要素も入っていて凄く面白かった」
第6位「海に眠るダイヤモンド」
1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした、70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。
▼読者の声
・「物語が進むほどどんどん深みを増している。名言の連続」
・「今は廃墟になっている端島の、活気あふれる時代を観ることができて感動。スマホやPCがない時代の人々の心の豊かさ、相手を思いやる気持ちが伝わってくる」
・「セットが壮大 ストーリーも面白い」
最終話あらすじ(12月22日21時〜TBS)
いづみ(宮本信子)は、玲央(神木隆之介)に、鉄平(神木隆之介)とリナ(池田エライザ)が消えたあの夜のことを語り始める――。
第7位「嘘解きレトリック」(放送終了)
鋭い観察眼を持つ貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士)と、ウソを聞き分ける能力者・浦部鹿乃子(松本穂香)のコンビが、難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。
▼読者の声
・「優しく暖かなドラマです」
・「大正ノスタルジーを感じられる作品」
第8位「全領域異常解決室」(放送終了)
身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を、「全領域異常解決室」という捜査機関が解決していく完全オリジナルの本格ミステリードラマ。
▼読者の声
・「普段から放送後の考察される方たちの書き込みを感心しながら読んでいるのですが、このドラマはそういう方たちも驚く展開で見逃せません」
第9位「無能の鷹」(放送終了)
超有能そうな見た目なのに、実は衝撃的に無能な鷹野(菜々緒)と、コンビを組むことになったひよわすぎる新入社員(塩野瑛久)が奇跡を起こす、超・脱力系お仕事コメディー。
▼読者の声
・「個性的なキャラクターばかりで、こんな楽しい職場だったらいいなと毎回思わせてくれました」
第10位「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(放送終了)
元神奈川県警・巡査の渡良瀬貴一(竜星涼)と、ホワイトハッカーとして超一流の腕を持つ渡良瀬優貴(八木莉可子)の兄妹が、お互いの特技を活かしながら、組織に潜入し巨悪と対峙する潜入サスペンス。
▼読者の声
・「幻獣が誰なのか、九頭竜が誰なのか、推理するのが楽しかった」
【シネマカフェ読者アンケート/好きな秋ドラマTOP10】
1位:放課後カルテ
2位:宙わたる教室
3位:わたしの宝物
4位:ライオンの隠れ家
5位:あのクズを殴ってやりたいんだ
6位:海に眠るダイヤモンド
7位:嘘解きレトリック
8位:全領域異常解決室
9位:無能の鷹
10位:潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官
※2024年10月期に放送されている“秋ドラマ”が対象となります。
※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
(シネマカフェ編集部)