現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、静岡県在住77歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:77歳男性同居家族構成:本人、妻
居住地:静岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1200万円
現在の資産:預貯金8000万円、リスク資産1600万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金43年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):8万円(繰り下げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):17万円5000円(繰り下げ受給中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金73万円(年額)
「年金は年間380万円ほど」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「夫婦の年金は年間380万円ほどになっており、生活には困らない。年に数回の旅行ができる」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
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「年に73万円の太陽光発電の収入」
また、年金以外に「年に73万円の太陽光発電の収入」があると言い、年金生活にはある程度ゆとりがある様子。とはいえ、「電気料金を抑える。家庭菜園で野菜を補給する」などの節約は日々心掛けているとあります。
「繰り下げしても厚生年金は増えなかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役時代に勤めた会社に対して、特許の成功報酬を要求しておけばよかった。それにより金銭的な問題は解消された」と回答。また「65歳以降も仕事を3年間やったが、月収が60万円あったために(在職老齢年金制度で支給停止になっていて)、年金を繰り下げしても厚生年金は1円も増えなかった」点も不満に感じているといいます。
いっぽうで「年に1度の孫との旅行が楽しみである。今年は伊勢でグランピングを経験させたいと考えている」とゆとりある老後生活の過ごし方も教えてくれました。
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(文:あるじゃん 編集部)