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女優米倉涼子(49)が19日、大阪市内で行われた主演映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のイベント「ありがとう大門未知子! 全国舞台あいさつキャンペーンin大阪」に岸部一徳(77)勝村政信(61)とともに出席した。
初の映画にしてファイナルと銘打った人気ドラマ「ドクターX」が12年間の歴史に幕を下ろす。客席からの質問コーナーがあり、主人公の外科医・大門未知子役を演じてきた米倉が声を詰まらせるシーンもあった。
最終作では、失敗しない「ドクターX」がどうやって生まれたのか。どんな苦難でも、リスク背負う覚悟はどこからくるのか。未知子が師匠と慕う神原晶(岸部)との出会い、壮絶な半生が描かれる。
米倉の大ファンという女性は涙声で「米倉さんは私にとって憧れの女性です。米倉さんがつらいとき、くじけそうになったとき、どのように乗り越えてきたのですか」と問いかけた。
「私もつらいことはたくさんある。悩みや苦しいことはたくさんある。そういったときは、ここにいるお父さん(岸部)、お兄ちゃん(勝村)に相談して、中に閉じ込めないようにして、1度泣くときは大きく泣く。大きく息をする。落ち着く。繰り返した。自分に正直に生きることを目指しています」としみじみと話した。
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涙があふれて止まらない女性に米倉は「何かつらいの?」と語りかけると「私、ずっと病気があって、この前、手術してんですが、あまりよくなくて…」と打ち明けると、米倉は「私も2019年ぐらいからずっとつらくて、きょう、ここの場所に立っていられるかどうかも分からなかった」。体調面の困難を乗り越え、最後の撮影に挑んだことを告白した。
「ファンにみなさんにたくさん応援されて『こんなんではダメだな』って思いと、ここにいる仲間たち、ドクターXのみんなに相当、後ろから支えてもらった。時間を無駄にせず、あきらめずに進んでよかったなと思っています。希望は捨てないで、治療してください」。大門未知子がやさしく“問診”し、勇気づけた。
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