『SUPER GT HEROES』でのFIA-F4表彰に登壇したGTA坂東正明代表/新原光太郎/野村勇斗/洞地遼大/DRAGON/今田信宏 12月19日に東京都目黒区のウェスティンホテル東京でスーパーGTの年間表彰式『SUPER GT HEROES』が開催された。式典ではスーパーGTのサポートレースとして行われるFIA-F4選手権の年間表彰も実施され、チャンピオンクラスおよびインディペンデントクラスの上位入賞者が表彰されている。
2024年シーズンから使用車両が一新され、東レ・カーボンマジック製の第二世代マシン『MCS4-24』での初年度となったFIA-F4日本選手権。クラスについても、メーカーの育成選手がしのぎを削るチャンピオンクラスに加え、ジェントルマンドライバーが戦うインディペンデントクラスという2クラスで争われた。
今季は常に30台以上のエントリーを集め盛況をみせたFIA-F4は、スーパーGTと同様に12月に延期された第7戦鈴鹿で野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)が5連勝の今季7勝目を挙げ、最終戦を待たずにチャンピオンクラスの王者に輝いた。この活躍を受け、野村は来季の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にステップアップすることがすでに発表されている。
SUPER GT HEROESで改めて表彰を受けた野村は「今年の最初からシリーズチャンピオン獲得を目標に戦い、それを達成できたことは嬉しいですし、こうして表彰していだけることも本当に嬉しいです」と笑顔をみせた。
「このSUPER GT HEROESという舞台で表彰されることは、本当に誇らしい気持ちでいっぱいです。来シーズンからはスーパーフォーミュラ・ライツに参戦場所が変わるのですが、次はスーパーGTのトップカテゴリーでこの舞台に立って表彰してもらえるように頑張ります」
また、インディペンデントクラスはB-Max Racing同士の争いを制したDRAGONこと組田龍司がシリーズチャンピオンを獲得。こちらもSUPER GT HEROESの舞台で表彰が行われ、改めて王者になった感想を聞くと「僕はFIA-F4にちょいちょい参戦していたので、長く出ている印象なのですが、フル参戦したのは今年が初めてなんですよ」と感慨深い表情で語る。
「今年からインディペンデントクラスとして独立したクラスになったということで、自分のマシンも用意して、しっかりとタイトルを狙いにいくつもりで参戦しました。そういった意味でもチャンピオンを獲得できたのは嬉しいですね」
「また、SUPER GT HEROESというレース関係者の皆さんが多数いるなか、インディペンデントクラスとはいえ、一年間の功績を祝福してくれることはすごく光栄ですし、嬉しい気持ちでいっぱいです」
メーカー育成の若手からジェントルマンまで、幅広いドライバーが参戦するFIA-F4。参戦台数の多さも魅力となるシリーズで、新車2年目はどんな戦いが繰り広げられるのだろうか。