【M−1】ジョックロック 結成3年目の独自世界観は必見/大阪発2組横顔

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2024年12月21日 05:02  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ジョックロックの福本ユウショウ(左)と、ゆうじろー(2024年撮影)

過去最多1万330組が出場した今年の漫才日本一決定戦「M−1グランプリ」は22日に行われ、テレビ朝日系で生放送される。「エバース」「ジョックロック」「真空ジェシカ」「ダイタク」「トム・ブラウン」「バッテリィズ」「ママタルト」「ヤーレンズ」「令和ロマン」と、決勝当日の敗者復活を勝ち上がる1組を加えた計10組で頂点を競う。今年は漫才の本場・大阪からは「ジョックロック」「バッテリィズ」の2組が王者の道へ臨む。2組の横顔を紹介する。


◇  ◇  


ジョックロックは、コンビ結成から丸3年に満たない。昨年は準々決勝進出。今年も勢いに乗って、一気にM−1の決勝進出を決めた。


その漫才スタイルは、独自のもの。テレビドラマを取り上げて、そこに自分たちの世界観を落とし込む。迫力ある演技で、見るものをグイグイ引っ張っていく。初めて見るファンには驚きかもしれないが、それがジョックロック。


ロン毛とひげの福本ユウショウ37歳、リーゼントヘアのゆうじろー26歳と、年の差コンビでもある。


ネタを書くのは福本だが、それに最終チェックを入れるのがゆうじろーの仕事。年齢は若くても、ダメならダメとはっきり手直しを要求する。その基準は「M−1決勝で闘えるかどうか」という。


ふだんからM−1を見据え、真剣勝負100%で舞台に上がっていた。


コンビ名は、高校野球で使われる応援曲からつけた。甲子園の常連でもある強豪・智弁和歌山がチャンスを迎えた際、スタンドのブラスバンドが奏でる曲として有名だ。「俺たちもチャンスに強いところを見せる!」と自信を胸に秘め、晴れ舞台に臨む。【三宅敏】


◇  ◇  


◆ジョックロック コンビ結成は2022年(令4)4月。24年7月、今宮戎マンザイ新人コンクール福笑い大賞。


福本(ふくもと)ユウショウ 1987年(昭62)7月15日生まれ、大阪府太子町出身。NSC35期。趣味はeスポーツ鑑賞。身長183センチ。


ゆうじろー 98年(平10)1月26日生まれ、大分県宇佐市出身。NSC42期。趣味はサッカー、温泉。身長171センチ。

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