ヨーロッパなのに物価が安い! 世界遺産&陶器をめぐる「ポーランド女子旅」

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2024年12月21日 12:11  マイナビウーマン

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ヨーロッパなのに物価が安い! 世界遺産&陶器をめぐる「ポーランド女子旅」

円安の今、「憧れのヨーロッパに行きたいけれど、お金が心配で行けない……」という人も多いはず。しかしヨーロッパに、日本と同じような金銭感覚で楽しめる国があることをご存じでしょうか。

クリスマスマーケットを紹介した前回に引き続きおすすめしたいのが、ヨーロッパの中でも物価が安く、気軽に旅ができる国が「ポーランド」! 金銭面で躊躇なく食事や観光を楽しむことができ、さらに世界遺産やポーランド出身の音楽家であるショパンの博物館など見どころで溢れています。女子旅で必ずテンションが上がってしまう、陶器の街「ボレスワヴィエツ」も見逃せません。ポーランド政府観光局のプレスツアーに参加し、ポーランドの首都ワルシャワとかわいい南西部の地方都市をめぐってきたので、その魅力をお届けします。

農業大国で物価が安い! ポーランドってどんな国?

ポーランドはドイツやチェコなど7か国に隣接する中央ヨーロッパの国です。その立地から幾度となく戦場となり、第二次世界大戦後には社会主義国家としての歴史を歩みましたが、1989年の民主化、1999年のNATO加盟、2004年のEU加盟後は大きく発展。中世の趣が残るクラクフはもちろんのこと、ワルシャワやヴロツワフなど戦後再建された街並みもとても美しく、フォトジェニックなだけじゃない、歴史の積み重ねを深く感じられることがポーランドならではの魅力です。

そしてポーランドで注目したいのは「物価の安さ」。スーパーに行くと、農業大国のためじゃがいもが1kg約200円、500mLの水は約60円〜でした。安! 惣菜パンは100円前後で、日中はレストランでポーランド料理を堪能して、夜はスーパーで軽く済ませる……なんてこともできます。ほかにもポーランド産のハチミツ、ジャム、チョコレートなどがとても安く、スーパーはつい買いすぎてしまうような買い物天国です。

日本からはLOTポーランド航空が成田→ワルシャワへの直行便を週3(月・水・金)で運航中。鶴のマークがとてもスタイリッシュで、青空に映える翼です。飛行時間は成田→ワルシャワが約14時間半、ワルシャワ→成田が約13時間弱。LOTポーランド航空はブラックフライデーなどゲリラ的にセールを行うので、頻繁にHPをチェックしたり、メールマガジンに登録したりするのがお得に航空券を手に入れるコツ!

ワルシャワに到着した後、ポーランドの地方へは鉄道・飛行機で移動することが可能。高速鉄道は日本からもインターネットで予約できます。

・LOTポーランド航空

URL:https://www.lot.com/jp/ja

ベンチからショパンの音楽が流れる! 首都「ワルシャワ」

ここからはポーランドの各都市の特徴と見どころをハイライトでご紹介します。まず最初に、ポーランドの首都である「ワルシャワ」は高層ビルが立つビジネス街と、戦後に再建された美しい旧市街が入り混じる都市。ワルシャワを訪れる多くの日本人を惹きつけるのが「ショパン」です。20歳の時にワルシャワを旅立つまでポーランドで生まれ育ち、ポーランドへの愛国心を音楽で表現したピアニスト兼作曲家で、「ショパン博物館(30 PLN)」ではその生涯や作品を学べます。ここでは週に2〜3回、学生によるピアノコンサートが開催されているのも魅力。入場料のみでコンサートは無料なので、気軽に「ワルシャワでショパンを聴く」体験ができますよ。

・ショパン博物館

住所:Pałac Gnińskich, Okólnik 1, 00-368 Warszawa URL:https://muzeum.nifc.pl/pl/muzeum/koncerty-grupy

ワルシャワにはショパンの心臓が安置されている「聖十字架教会」など、ショパンゆかりの地が目白押し! ショパンゆかりの地にはショパンの音楽が流れる「ベンチ」が置かれており、ボタンを押すと「ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40の1」など代表曲を聴くことができます。たまに壊れてることがありますが、15か所あるので、きっとどれかは流れるはず! ちなみにショパンがミサで弾いていたパイプオルガンが現存する「ヴィジトキ教会」付近に設置されたベンチは、ピアニストの反田恭平さんがここで流れる「ラルゴ 変ホ長調」を聴いてショパンコンクールで演奏することを決め、日本人として過去最高となる2位入賞を遂げた特別なベンチです。

ショパン尽くしの旅なら、ワルシャワから一足のばしてジェラゾヴァ・ヴォラにある「ショパンの生家(30 PLN)」に行くのもおすすめ。ここはショパンの母親がお手伝いとして住み込みで働いていた貴族の屋敷で、この一室のベッドでショパンを産んでいます。

ショパンの生家の近くにはアウシュヴィッツ強制収容所で一人の囚人の代わりに命を捧げ殉教した「コルベ神父」が住んでいた教会や「聖コルベ神父記念博物館」も。コルベ神父は長崎に修道院を設立した日本ゆかりのポーランド人なので、あわせて訪れるのもおすすめですよ。

・ショパンの生家

住所:Żelazowa Wola 15, 96-503 Sochaczew URL:https://muzeum.nifc.pl/pl/muzeum/wizyta-informacje-miejsce

ワルシャワ観光の休憩として、女子旅に一押しのカフェが「A. Blikle」。1869年創業のポーランド最古のカフェで、ポーランドスイーツの「ポンチキ(7.9 PLN)」を食べられます。ポンチキとは、生地の中にジャムやクリームなどが入っている揚げドーナツ。伝統のポンチキは「ローズジャム」入りです! ふわふわの生地、甘酸っぱいローズが合わさると、一口で天国に行けそうなおいしさでした……。

・A. Blikle

住所:Nowy Świat 33, 00-029 Warszawa URL:https://www.blikle.pl/

カラフルな建物がかわいすぎる! ポーランド西部の「ポズナン」

ポーランドの西部にある「ポズナン」は、ヴィエコポルスキエ県の県庁所在地。街としては商業都市として栄えていますが、カラフルな建物が並ぶ旧市街の街並みがとってもかわいいんです! ルネサンス様式、クラシック様式、ゴシック様式の建物が融合していて、さまざまな時代の建物を一同に見ることができます。

ポズナンで特におすすめの観光スポットが「旧王宮(20 PLN)」。ヨーロッパの暮らしや文化についての展示が見学できるほか、展望テラスに入場できます。旧市街をはじめポズナンの街を一望できるテラスは、まさに絶景! 残念ながらこの日はエレベーターが壊れていて、185段の階段をのぼらざるをえなかったのですが、頑張ってのぼる価値のある美しさでした。

・旧王宮

住所:Góra Przemysła 1, 60-101 Poznań URL:https://mnp.art.pl/muzeum-sztuk-uzytkowych-w-zamku-krolewskim-w-poznaniu

大きなデパートもあるポズナンはモダンなカフェやレストランがあり、おしゃれな雰囲気で食事ができます。「Weranda Lunch & Wine」もその一つ。ポーランドならではのじゃがいも料理や肉料理などをお酒と一緒に楽しめます。この日はクリスマスの飾りが店内中にあしらわれていて、360度かわいい空間でした……!

・Weranda Lunch & Wine

住所:Półwiejska 42, 61-888 Poznań URL:https://werandafamily.com/pl/restaurant/weranda-lunch-wine

小さな町だけど、世界中から観光客が訪れる「ヴォルシュティン」

ポズナンに続き、ヴィエコポルスキエ県で注目の町が「ヴォルシュティン」。人口約1万2,000人ほどの小さな街ですが、世界中から観光客が訪れる「蒸気機関車機関庫ミュージアム(15 PLN)」が有名です! ここは観光のためではなく、現役で使われている蒸気機関車を間近で見られる珍しい場所。モクモクと煙が立ち上る蒸気機関車、8台の機関車を収容できる車庫、転車台、山盛りの石炭など、19〜20世紀の風景がそのまま残っています。蒸気機関車は春〜秋にかけてポズナンーヴォルシュティン間を運行しているので、タイミングが合えば蒸気機関車に乗る列車の旅を楽しむこともできます。

・蒸気機関車機関庫ミュージアム

住所:Fabryczna 1, 64-200 Wolsztyn URL:https://parowozowniawolsztyn.pl/

ヴォルシュティンでおすすめのレストランが「Restauracja Galeria Europejskich Przysmaków」。ポーランドの伝統的な料理を食べられるお店です。食事をする時は、「スープ」から始めるのがポーランド流。スープはポーランドの家庭の食卓でも欠かせないもので、このお店ではライ麦を発酵させた伝統的なスープ「ジュレック(16 PLN)」などを楽しめます。ポーランドで今流行っている「トマトクリーム(16 PLN)」はとっても濃厚! スープはどのお店も大きなお皿で提供されるのが特徴で、おいしいスープをたっぷりと堪能できます。

・Restauracja Galeria Europejskich Przysmaków

住所:Roberta Kocha 45, 64-200 Wolsztyn URL:https://www.facebook.com/profile.php?id=100061443865403

ドイツ×ポーランドの文化を楽しむ! ビールと小人の街「ヴロツワフ」

ドルノシロンスキェ県はチェコやドイツに隣接する、ポーランド南西部の県。県庁所在地の「ヴロツワフ」はポーランド第4の都市として栄え、オドラ川が流れる水の都です。ここは1945年までドイツ領だったため、ポーランド×ドイツの文化を感じることができるのも特徴。世界遺産「百周年記念ホール(25 PLN)」はドイツ人建築家マックス・ベルクが設計し、当時の最新技術を用いたモダンな建築を見学できます。鉄筋コンクリートの巨大なドーム型天井は、内側から見ると圧巻でした……!

・百周年記念ホール

住所:Wystawowa 1, 51-618 Wrocław URL:https://halastulecia.pl/

そしてヴロツワフは「小人の街」として有名。街には400もの小人たちの像が飾られていて、彼らを探しながら歩くのがおすすめです。小人たちは一人ひとり違う動きをしており、何をしているかは周辺のお店がヒント。例えば銀行の前の小人はお金を運んでいたり、ホテルの前の小人はベッドで寝ていたり! 「この小人は何をしてるのかな?」と、周辺と照らし合わせながら答え合わせをするのも楽しい時間です。

ポーランドはウォッカやワインなどお酒を楽しめるのも魅力。中でも「ビール」は歴史が古く、昔は衛生的に問題のある水の代わりにビールで水分をとっていたそうです! そしてヴロツワフでおいしいビールを飲めるのが「Restauracja Piwnica Świdnicka Wrocław」。1273年創業のビール醸造所で、ここで作られたビールを料理と一緒に味わえます。ビールはたくさんの種類があり、迷ったら4種類飲み比べセット「Tasting Board (37 PLN)」が一押し! 小麦から作られた白いビール「Baran」やイングリッシュIPA「Szezupak」など4種類を飲み比べ、自分のお気に入りを見つけることができます。

・Restauracja Piwnica Świdnicka Wrocław

住所:Rynek Ratusz 1A, 50-106 Wrocław URL:https://piwnicaswidnicka.pl/en/home-en/

かわいすぎて物欲崩壊。陶器の街「ボレスワヴィエツ」

ポーランドで、働く女子のみなさんに最もおすすめしたい街がヴロツワフと同じドルノシロンスキェ県の「ボレスワヴィエツ」。ここは「陶器の街」として知られており、街にはあちらこちらに「ポーリッシュポタリー(ポーランドの食器)」の工場やお店があります! 陶器は伝統的なデザインのほか、各工場がさまざまなデザインの商品を発売しています。「Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” Sp. z o.o.」はボレスワヴィエツで最も古い1946年創業の老舗。アウトレット商品も豊富で、お得にお買い物が楽しめます。

・Zakłady Ceramiczne “BOLESŁAWIEC” Sp. z o.o.

住所:Kościuszki 11, 59-700 Bolesławiec URL:https://zakladyboleslawiec.com/

ボレスワヴィエツの陶器は「スタンプ」と「筆」を使って模様を描くのが特徴です。「Żywe Muzeum Ceramiki」ではその様子を工場見学ツアーで見ることができます(要予約)。陶器の作り方は、ボレスワヴィエツ周辺で採れる粘土を使い、型に入れて成形→焼成→絵付け→釉薬をかける→本焼という流れ。想像以上に手作業が多く、一つひとつが丁寧に人の手で仕上げられていました……! 英語ツアーは45 PLN、絵付け体験付きは70 PLN。ただし絵付け体験で作った陶器は後日ヨーロッパ内のみ発送可能で、日本への発送は対応していません。

工場見学後はお楽しみのショッピング! 定番品、季節限定品、アウトレット品などが所狭しと並んでいて、お宝探しをするように買い物をすることができます。参考価格として、マグカップは30〜40PLN前後。取材時はクリスマスシーズンだったため、陶器のツリー、サンタクロース、オーナメント、キャンドルホルダーなどが豊富にそろい、物欲が止まらないかわいさでした……!

・Żywe Muzeum Ceramiki

住所:Gdańska 30, 59-700 Bolesławiec URL:https://ceramiczna-przygoda.pl

ボレスワヴィエツはレストランの食事も楽しみ。「Gospoda Kruszyna」ではボレスワヴィエツで作られた食器で、伝統的なポーランド料理が楽しめます! お皿も、カップも、塩胡椒入れもすべて「孔雀柄」となっており、これはボレスワヴィエツの陶器の伝統的な模様。料理もおいしく、「ゴウォンプキ(32 PLN)」は日本人の舌にも合うポーランド風ロールキャベツで、ラヴィオリ入りの「バルシチ(20 PLN)」はボルシチとは違うポーランドならではのビーツの透き通ったスープです。

・Gospoda Kruszyna

住所:Świerkowa 2, 59-700 Kruszyn URL:https://www.kruszyna.com.pl/

ヴロツワフとボレスワヴィエツを訪れるなら、その間にあるドルノシロンスキェ県の「ヤヴォル」にもご注目。ここでは世界遺産「ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群」の一つ、「ヤヴォル平和教会」を見学できます。ヤヴォル平和教会はカトリックが主流のポーランドで、17世紀に「プロテスタント」のために例外的に建てられた教会です。ただし、建てる条件は「すぐに壊せる木や粘土で作ること」。そんな条件がありながらも内装は見事で、木造とは思えない美しさです! 入場料は15 PLN。11月〜3月は基本休業ですが、冬でも事前予約で鍵を開けてもらうことが可能。この近くにあるヤヴォルの地方博物館(Regional Museum in Jawor)はヤヴォル平和教会がどのようにして作られているのか展示も行われているので、合わせて訪れるのも良いプランです。

・ヤヴォル平和教会

住所:park Pokoju 2, 59-400 Jawor URL:http://kosciolpokojujawor.pl/

現代とは思えない美しさ……。中世の街並みが残る世界遺産「クラクフ」

ポーランド旅行で、多くの日本人が足をのばす人気の都市がマゥポルスキェ県の県庁所在地「クラクフ」。ポーランドの南にあり、ワルシャワやヴロツワフは第二次世界大戦で街がほぼ破壊されたにも関わらず、戦禍を逃れた奇跡的な場所で、街全体が世界遺産に登録されています。中世に建てられた「ヴァヴェル城」や、ラッパが鳴り響く「聖マリア教会」を中心としたクラクフ中央広場を歩いてみると、中世の雰囲気を今なお感じることができました……! 日本でいうところ、ワルシャワは「東京」、クラクフは「京都」と考えるとイメージしやすいですね。

クラクフで街歩きに加えて訪れたい場所が「チャルトリスキ美術館」。ここは貴族のイザベラ・チャルトリスカ公爵夫人が1800年代に集めた美術品を展示しています。特に注目は、レオナルド・ダ・ヴィンチ《白貂を抱く貴婦人》(1485-1490年頃)! レオナルド・ダ・ヴィンチが女性をモデルに描いた数少ない肖像画の一つです。本物を見ると、1本1本の毛が描かれた白貂の毛並みはとても繊細。真っ黒な背景は少し違和感があり、のちに黒く塗りつぶされたものと感じ取ることができます。これは実際に見るまで、分からなかった……! 入場料は65 PLNですが、2024年12月時点で火曜日は無料です。

・チャルトリスキ美術館

住所:Pijarska 15, 31-015 Kraków URL:https://mnk.pl/oddzial/mnk-muzeum-czartoryskich

クラクフはモダンなレストランが豊富にそろい、「Farina Restaurant」はちょっとおしゃれしてディナーを楽しみたい時に一押しのラグジュアリーなレストラン。ポーランドでお祝いの時に食べられている「鴨のりんご&はちみつ添え(95 PLN)」などを味わえます。ワインも充実していて、この日はクラクフ近郊のヴィエリチカで造られた赤ワインも堪能。ポーランド産の鴨肉はとてもジューシーで、ポーランドワインとのマリアージュを味わえました……。贅沢!

・Farina Restaurant

住所:św. Marka 16, 31-018 Kraków URL:https://farina.com.pl/

岩塩でできた礼拝堂が圧巻。クラクフから一足のばして世界遺産めぐり

マゥポルスキェ県ではクラクフを拠点に世界遺産をめぐる旅もできます。13世紀に岩塩の採掘が始まった「ヴィエリチカ岩塩坑(86 PLN)」はクラクフとともに、1978年に世界で初めて世界遺産に登録された世界遺産第一号の一つ。現在採掘は行われていませんが、地下135m、つまり高層ビル約30階相当の地中まで深く深く入り込み、採掘の跡地を見学できます。中でも深さ約100mにある「聖キンガ礼拝堂」は圧巻! 岩塩の彫刻、岩塩のシャンデリアとあらゆるものが岩塩でできており、ただただ見惚れてしまう美しさでした。

・ヴィエリチカ岩塩坑

住所:Daniłowicza 10, 32-020 Wieliczka URL:https://www.kopalnia.pl/

ヴィエリチカ岩塩坑近くの「Karczma Pod Wielką Solą」はポーランドの伝統料理が食べられる、木造のかわいいレストラン。日本人におすすめのポーランド料理「ピエロギ」も食べられます。ピエロギとはさまざまな具材を小麦粉の皮で包んだポーランド風の水餃子で、定番は「カッテージチーズ&ポテト(33 PLN)」味です。ホクホクのじゃがいもがとてもおいしく、ほっこりする味わい。ボリューミーなのでみんなでシェアして食べたい料理です。

・Karczma Pod Wielką Solą

住所:Grunwaldzka 46, 32-020 Wieliczka URL:https://www.karczma-wieliczka.pl/

クラクフとヴィエリチカ岩塩坑に加えて、マゥポルスキェ県にある世界遺産が「マウォポルスカ南部の木造聖堂群」。その一つがリプニツァ・ムロヴァナ村の「聖レオナルド教会」です。15世紀に建てられ、建物も内部の壁画も当時のまま現存しているという、希少なカトリック教会となっています。壁に植物の染料を使って描かれているのは「最後の晩餐」。周辺には墓地があり、美しく飾られたお花や十字架から、死者を大切に想うポーランドの文化も感じられます。

・聖レオナルド教会

住所:32-724 Lipnica Murowana

首都ワルシャワだけではなく、各地方でもたっぷり楽しめるポーランドの旅。かわいい街並みは歩くだけで気分が上がるのに加えて、やはり日本と同じような金銭感覚で食事やショッピングをするのがストレスなく、とても楽しかったです! そして何より、ポーランドの人たちはとても温かく、親切。言語が分からなかったり、道で迷っていると、すぐに助けてくれたのがとても印象的でした。

ポーランド旅行を楽しむ方法はさまざまで、今回紹介した各地方をぐるっとめぐるツアーに参加したり、個人旅行でボレスワヴィエツに滞在して陶器にどっぷり浸かってみたり。きっと行ったら好きになる「ポーランド」へ、旅立ってみてくださいね!

・ポーランド政府観光局 HP:https://www.poland.travel/ja

※1 PLN=37.78円(2024年12月18日現在)

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

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  • ドイツロマン派詩人アイヒェンドルフの故郷がいまはポーランドなので留学中にヴロツワフ等少し行った。確かにドイツよりだいぶ安かった。
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