フリーアナウンサー徳光和夫(83)は21日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5時)に出演し、プロ野球巨人の来季に向けた戦力強化体制について、熱く持論を語った。
巨人はこれまでに、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手(32)と契約合意したと発表した。すでに、前中日のライデル・マルティネス投手と契約合意し、楽天を自由契約となった田中将大投手とも基本合意している。
徳光は、今週関心を持った話題に触れる中で「巨人が大補強をしたんですよ」と切り出し、「田中将大投手でしょ。守護神のライデル・マルティネス、さらにソフトバンクの甲斐捕手。大変な補強ですよ。ずいぶんお金があるんだなと思ってしまったんですが、それだったら、もうちょっと選手に(資金を)分けて上げたらと…」と苦笑いしながら口にした。
「セ・リーグで田中マー君と甲斐のバッテリーが見られるというのは、これはいいこと。田中投手にも、甲斐捕手にとっても(お互いが)バッテリーを組みたい、そんなようなプレーヤーじゃないかなと思います」と期待を示した。
その上で「一方でね、本音を言わせてもらえれば…」と切り出し「キャッチャーは、岸田(行倫)なんかは盗塁を阻止率ナンバーワンなわけですから、岸田を本物に育ててもらいたい」と主張。「もうちょっと、後逸さえしなければ最高のキャッチャー。バッティングも含めて、強肩は甲斐捕手に負けないくらいですから。うーん」と、複雑な心境を吐露した。
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その上で「巨人も、以前のソフトバンクのように(選手を)内部から育ててくるという形が、実はいちばん、ファンにとってはうれしい。『あいつが(1軍に)上がってきたか』と。みんなそれぞれ、ジャイアンツの3軍の選手に至るまで必ずファンはいて、応援もしている。そういう選手が育ってきて、本格的に強いジャイアンツができるんです」と述べた。
また「ほかの球団も恐らくみなさん、そうだと思いますけれど、亡くなられたナベツネさんも、恐らくそういうふうに思っていらっしゃると思いますよね」と述べ、かつて巨人のオーナーも務め、19日に98歳で亡くなった読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを引き合いに、思いを口にした。
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