【モデルプレス=2024/12/21】俳優の柄本佑が21日、都内で開催された1stフォトブック『1』発売記念会見に出席。NHK大河ドラマ「光る君へ」の最終回を終えた心境を語った。
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2022年末頃より始動し、ドラマや映画撮影の忙しい合間を縫ってじっくりと取り組んできたという本作では、柄本たっての希望で、森山大道・荒木経惟という日本を代表する二人の写真家が特別に撮り下ろしを行った。衣装は柄本が自ら準備し、撮影場所などについてもこだわった一冊となっている。この日は、16日に38歳の誕生日を迎えた柄本に、サプライズでケーキがプレゼントされる一幕もあった。
フォトブックが完成した現在の心境を問われた柄本は「不思議な感じです。本当に出るんだなという感じで。はじまりが、『どなたか撮っていただきたい方はいますか?』という風なことを聞かれて。荒木先生と森山先生の名前を出させていただいて、本当に実現していただいて。僕としてはそれだけでも大変にご褒美というか」とコメント。そして「実際にこうやって、お二方のお名前が入ったこのフォトブックが完成して。いよいよ皆さんに見てもらえるっていうのは…きっと写真を見て驚いてもらえると思いますし、ちょっと特殊な作りになっていたりもするので、その辺も楽しんでいただけるかなと思います」と語った。
タイトルに関しては「デザイナーの方に提案いただいたんですけど、もともとシンプルなものにしたいっていうのがあって。人生に一度だけの一でもあれば、自主映画で『一歩』っていう映画も撮っていたりして、その一とも重なって。とてもゆかりのある数字だなと思って、これにさせていただきました」と由来を明かした。
◆柄本佑、フォトブックの自己採点は「100点」
撮影に関しては「森山先生も荒木先生も、大体2時間くらい撮影をしていただいて。荒木先生とはスタジオの撮影だったりしたんですけど、その時も衣装を二つ持っていき」「(衣装には)僕の人生の因果関係みたいなものを含ませてたりして。そういったものを荒木先生はとっても楽しんでくださって。予想より長く撮影をしていただけた」と回想。また「森山先生の方には、やはり新宿という場所で。僕自身、中学・高校と、新宿という町に割と入り浸っていたりして。僕が少年時代・青年時代を過ごしたその地で、かつ森山先生といえば新宿というところでも、これは外せないなと思って撮影していただいたっていうのは、ものすごく刺激的で」と振り返っていた。
フォトブックの自己採点を求められると「100点でいいんじゃないですかね(笑)。人生に一度しか出さない、出すものであると僕は思っているので。しかも森山先生・荒木先生に撮ってもらっただけで、僕の中では100点なんですが、こうやって実際に本という形になって、その製作に携わって。120点いってると思いますね。本当にありがたいです」と語った。
◆柄本佑「光る君へ」終了に「寂しい気持ちでいっぱい」
15日に最終回を迎えた、藤原道長を演じた「光る君へ」も含め、2024年の活動については「本当に『光る君へ』な1年でしたね(笑)。この期間中、『光る君へ』という作品しかほぼほぼやっておりませんでしたので。10月の後半に撮影自体は終わったんですけど、この間オンエアの方も全部終わったりして、非常に寂しい気持ちでいっぱいで。オンエアも終わってイベントごととかも終わって。これからスタジオに行く必要もないのかとか、共演の方にお会いすることがないのかって思うと、本当に寂しくて。なかなかこんなに寂しくなる現場って、あんまりなくて。だからやっぱり、すごく特別な1年だったし、それだけ濃厚に現場に携わっていたんだなという風なことを思うとですね、やっぱり『光る君へ』な1年だったと思います」と語った。
来年に向けては「毎年なんですけれども、早寝早起き、健康第一、家内安全が一番かなと。お仕事的なことで言うと、『光る君へ』のスタッフの方々、共演の方々に、恥じることのないように、日々精進していけたらなと思っているのと。あとは自分の自主映画の公開ができたりしたので。いよいよ、自分で長編映画を撮るべく、動かなくてはなと思っているところではあります」と話した。その後、妻で女優の安藤サクラがフォトブックを見たのか問われると、柄本は「見てないです(笑)」と答えていた。(modelpress編集部)
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