中江有里、ライブで小倉智昭さんしのぶ「『映画、楽しみにしているよ』って返ってきたのに」

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2024年12月21日 21:30  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

中江有里(2021年撮影)

歌手で女優、作家の中江有里(50)が21日、東京・六本木クラップスで「中江有里Winter Live 2024」を開いた。黒のロングドレス姿の中江は「わたしのような誰か」「名前のない海」「なみだ、海へ帰す」などアンコールを含め全16曲を熱唱した。


今回のテーマは「映画」。中江は1998年(平10)の「風の歌が聴きたい」以来となる、27年ぶりの主演映画「道草キッチン」(来秋公開)の撮影を今年10月に行った。5年前に26年ぶりに歌手活動を再開したことを振り返って「歌も映画も四半世紀たたないとやらないのかと言われそう」と笑った


映画初出演作となった、91年公開の石田ひかり(52)主演「ふたり」の主題歌「草の想い」を披露。「私のはひかるさんの意地悪な同級生役でした(笑い)。ひかりさんとは、ずっと会っていなかったんですが、去年再会できました。それは『阪神優勝祝賀会』です」と、共に熱烈なファンである阪神タイガースの優勝を一緒に祝ったことを明かした。


そして「『ふたり』は夏休みに1カ月くらい尾道(広島)に行って撮りました。自分が出ているのに感動した作品です。大林宣彦監督が亡くなったなんて、いまだに信じられません。主題歌の『草の想い』は誰が歌ってるのかと思ったら、一番が大林監督で二番が(作曲家の)久石譲さんでビックリしたのを思い出します」と振り返った。


95年公開の映画「四姉妹物語」では清水美砂、牧瀬里穂、今村雅美との四姉妹で三女役。「ポッキーのCMから派生して映画になりました。よく『三姉妹』って言われるんですが『四姉妹の三女』です。本邦初公開で緊張しています」とL⇔Rの歌った主題歌「HELLO, IT'S ME」を歌った。


92年に公開された初主演映画「奇跡の山さよなら、名犬平治」の主題歌「誕生」を歌う前に「今年はいくつかの別れがありました。西田敏行さん、そして小倉智昭さん」と、通算で9年間コメンテーターを務めたフジテレビ系「とくダネ!」のキャスターで、今月9日に77歳で亡くなった小倉智昭さんのことを振り返った。「今年の秋に映画を撮っている時も、LINEのやりとりをして『映画、楽しみにしているよ』って返ってきたので、来年まで待っててくれるんだなと思ってたのに。本当に悲しかったです」と話した。


他に91年の歌手デビュー曲「花をください」、92年の初主演連続ドラマとなる日本テレビ系「綺麗になりたい」の挿入歌「風の姿」を披露。アンコールではサンタ帽を被って登場して、大きな拍手を浴びた。

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