【動画】『人類創世』を超える? 『サスカッチ・サンセット』謎めく特報
タイトルにある「サスカッチ」とは、「ビッグフット」とも呼ばれる、北米で目撃情報が寄せられる未確認生物のこと。本作に登場するのは、北米の霧深い森に生きる4頭のサスカッチ。彼らは寝床をつくり、食料を探し、交尾をするといういつもの営みを繰り返しながら、どこかにいると信じる仲間探しの旅を続けている。そして、絶えず変化する世界に直面しながら、生き残りをかけて必死に戦うことに。果たして彼らが辿る運命とは?
製作総指揮は、長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』、続く『ミッドサマー』で世界に衝撃を与えて次世代の映画監督の旗手へと上り詰め、最新作『ボーはおそれている』も話題となったアリ・アスター。監督には、菊地凛子主演作『トレジャーハンター・クミコ』が批評家から絶賛され、エマ・ストーン主演のテレビシリーズ『The Curse』でも非凡な才能を発揮したゼルナー兄弟。実に10年以上の歳月をかけ、長編映画化を成し遂げた。
主人公を演じるのは、ジェシー・アイゼンバーグ。数々の賞を総なめにした『ソーシャル・ネットワーク』をはじめ、近年では『僕らの世界が交わるまで』、『リアル・ペイン〜心の旅〜』(1月31日公開)などで監督としても活躍している。そんな彼が今回、脚本とその独創的な設定に惚れ込み、『ビバリウム』に続き主演とプロデューサーを兼務した。
2024年サンダンス映画祭でプレミア上映されると、賛否両論を巻き起こしながらも批評家の絶賛が相次ぎ、続くサウス・バイ・サウスウエストでは観客賞にノミネートされた。メディアからも「驚くべき大傑作」(IGN MOVIES)、「思慮深く感動的で愉快だ」(STARBURST MAGAZINE)、「斬新で華麗、思わず感動する」(THE GUARDIAN)、「未だかつてない型破りな作品」(THE HOLLYWOOD NEWS)といった絶賛評が寄せられている。
雄大な自然とサスカッチの生活を、幻想的な音楽と共にドキュメンタリータッチで描く本作。<自然界の不条理>と<生への渇望>、そして<家族愛>を通じて、観る者に“生きること”を問いかける。サスカッチたちの自由で、壮大で、愉快で、最高に感動的な大冒険。その驚きの1年に注目だ。
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ティザービジュアルには、サスカッチ一家が、遠くの木々の合間から立ち上る煙を呆然と眺める後ろ姿が。毛むくじゃらのシルエットが一層謎を深めると同時に、不穏な空気を漂わせるビジュアルに仕上がった。
映画『サスカッチ・サンセット』は、2025年5月23日より全国公開。