先月の第2次石破内閣発足に際して入閣した鈴木馨祐法相は23日、報道各社のインタビューに応じ、外国人材の受け入れと不法滞在の取り締まりを両立させる最適解を見いだす方針を示し、「メリハリをもってやっていかなければいけない」と述べた。主なやりとりは次の通り。
―関心分野は。
外国人が日本で働くこと、どのようにして外国人に選んでもらえる国にするのかということに以前から問題意識を持っている。自民党外交部会の台湾政策検討プロジェクトチームでは、有事の場合、避難民に対して入管行政はどうあるべきか検討した。
―外国人材の受け入れをどう進めるか。
政治家としての問題意識にも近いが、日本は世界に開かれた国でなければいけない。人口減少の中、外から人材を受け入れることは社会の活力を上げることにつながり、経済成長に欠かせない。
―国民の理解を進めるには。
不法な残留や治安の悪化は断固として避けなければならず、(受け入れとの)両立をどう図るのかが今後大きな課題だ。日本の未来を考えていく上で最適な答えを模索していくことが、入管行政をつかさどる法務省として大切だ。責任を持って取り組む。