エル・ファニング「二人の関係はとても美しい」ロマンスも欠かせない『名もなき者』本ビジュアル&場面写真

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2024年12月24日 13:01  cinemacafe.net

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『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
ティモシー・シャラメ主演映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』の本ビジュアルと場面写真が到着した。

本作は、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたN.Y.の音楽シーンを舞台に、19歳だった無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく。

無名の青年は、わずか数年で世界的トップアーティストになり、最盛期を迎えていたフォーク・ムーブメントの象徴、アメリカ・ロードアイランド州ニューポートでの1965年“ニューポート・フォークフェスティバル”にて大トリを飾ったパフォーマンスこそ、「ロックが誕生した瞬間」と後世に語り継がれる伝説のステージ。

本ビジュアルからは、ティモシー・シャラメ扮するボブ・ディランがエレキギターを手に、音楽、文化の歴史を変えようとする瞬間がとらえられた。

わずか5日前に発表したばかりの新曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」を大音量で放ち、会場は歓声と絶叫が入り乱れ騒然。このステージこそがロック・ミュージックの在り方を決めた決定的瞬間、このビジュアルが、いまに続くボブ・ディランの精神を象徴する1枚と言っても過言ではない。

また青年期には、その運命に大きな影響を与えていく2人の女性とのロマンスも欠かせない。

エル・ファニング扮するシルヴィ・ルッソ(当時の実在の恋人スージー・ロトロがモデル)は、まるで初恋のような淡いラブストーリーを紡いでいく。

エル・ファニングが「二人の関係はとても美しいんです。なぜなら、彼のスター性が高まる中でも、彼女は彼を愛しているからこそ一緒にいたいと願う。彼女は華やかさを必要としなかったし、型にはまることもなかった。とても自分らしく、自分自身の感覚に確信を持っているんです」と語っているように、シルヴィとのシーンは安らぎに満ちている。

ティモシー・シャラメも「エルとは長い付き合いだから、とてもありがたかった。ボブとシルヴィには初恋が持っている、長い付き合いのようにさえ感じられる特別な親密さがある」「この初恋を、ボブは今日に至るまでとても大切にしている。マンゴールド監督の脚本を読んだボブの唯一の要求は、彼女(スージー)の名前を(シルヴィに)変えることだったほどだから」とエピソードも明かした。

もうひとり、モニカ・バルバロ扮するジョーン・バエズは、自身もスター歌手であり、ディランが求める成功の象徴のように登場し、音楽の道を行く仲間としての絆を強める中で関係性を深めていく。

ジョーン・バエズに自ら連絡を取ったというモニカ・バルバロは「電話を切ったとき、ジョーンのように自分を印象付けなければならないという気持ちから、ようやく解放されたんです」と語り、「最初にジョーンが出てくるとき、すでにフォークの女王なの。でも彼女は、もっと多くを語る音楽を求めていた」とコメント。

それぞれに夢を追い、みずみずしさとロマンチックなムードも交えながら、三角関係のようにももつれていく恋模様。奏でる音楽と選ばれる未来に大きな影響を与えていく青春譚も描かれる。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2月28日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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