医師が都市部などに偏り、地方で不足している問題の解消に向けた対策が取りまとめられました。
福岡資麿 厚生労働大臣
「『保険あってサービスなし』という地域が生じないように、関係者が一丸となって医師偏在の是正に取り組むことで、将来にわたって地域で必要な医療提供体制を確保することが重要です」
きのう取りまとめられた対策では、医師不足の地域で働く医師の給与を引き上げるため、保険料を使って手当を増額することが盛り込まれています。
また、医師が過度に多い地域で新しく病院やクリニックを開業する際には、在宅医療など地域で不足している医療を提供するよう要請したうえで、正当な理由なく従わない場合は病院名を公表するなどの措置をとるとしています。
厚生労働省は、2036年までに医師の偏りを解消することを目標に掲げていて、今後、必要な制度改正に向け来年の通常国会で法案を提出する方針です。
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