落語協会(柳家さん喬会長)が26日、都内で、「落語協会百年興行」の会見を行い、24年2月から始まった100周年興行のラストスパートとなる興行内容を発表した。
25年1月下席(同21〜30日)の上野・鈴本演芸場では昼の部は柳亭左龍がトリを務め、夜の部は紙切りの林家正楽さんの一周忌追善興行。
2月上席(1〜10日)の新宿末廣亭では、昼の部で座談会の時間を設けて、日替わりで名人の思い出話を繰り広げる。夜の部は、冬のネタを中心に、2人の主任体制でラインアップする。
2月中席(11〜20日)の浅草演芸ホールでは、昼の部は古今亭菊之丞プロデュースの歌謡ショーが設けられ、夜の部は「踊る浅草」と題し、住吉踊り、囃子(はやし)方の登場などが見どころとなる。
2月下席(21〜28日)の池袋演芸場昼の部は、日替わりプロデュースの公演で、千秋楽28日は柳家さん喬がプロデュースし、春風亭昇太、笑福亭仁智がゲスト出演、東西の3つの会長がそろうことになる。ほか、柳家喬太郎、春風亭一朝、柳家権太楼、春風亭小朝、五街道雲助、柳家三三、春風亭一之輔がプロデュースする。
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落語協会副会長で100年興行の実行委員長、林家正蔵は「とても勉強になった1年でした。100年を振り返りいろんなことがあって、100年前も同じような悩みでどう寄席を動かし、やっていくかで先人たちも悩んでいた。この先、どんなことがあっても対処できていくという期待と安心感を感じた」と話した。
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