落語協会の 柳家さん喬 会長はじめ、林家正蔵さん、橘家圓太郎さん、柳家喬太郎さん、林家彦いちさんが「落語協会百年」の興行会見を行いました。
【写真を見る】【林家正蔵】落語協会百年を振り返る“どんなことも対処できる期待と安心感を感じた1年”
今年2月に 協会百年 の節目を迎え様々な特別興行を行ってきましたが 掉尾を飾る 来年1月、2月の興行内容を発表しました。
上野・鈴本演芸場の25年1月下席(21〜30日)では、昼の部に実力派中堅真打の柳亭左龍さんがトリを務め、夜の部では1月に惜しまれつつ亡くなった紙切り・林家正楽さんの一周忌追善興行として 兄弟子・林家二楽さんがトリを務め、三代目の秘蔵っ子・林家楽一さんと二楽さんの愛弟子・八楽さんも共演する寄席史上初の「紙切り三人揃い踏み」も披露。
新宿末廣亭2月上席(1〜10日)では、昼の部に日替わりで看板噺家の思い出話を繰り広げる座談会の時間を設け、夜の部では、冬の噺を中心に、二人主任体制で「寒の夜ばなし」を繰り広げます。
また 浅草演芸ホール2月中席(11〜20日)では、昼の部は「唄う浅草」と題した古今亭菊之丞プロデュースの 歌謡ショー が。夜の部では「踊る浅草」と題し、住吉踊り、囃子方の登場などが披露されます。
そして池袋演芸場2月下席(21〜28日)の昼の部では、柳家喬太郎さん、春風亭一朝さん、柳家権太楼さん、春風亭小朝さん、五街道雲助さん、柳家三三さん、春風亭一之輔さんら 豪華な面々が日替わりでプロデュースする公演を行います。千秋楽28日は 柳家さん喬さんのプロデュースで、春風亭昇太さん(落語芸術協会会長)、笑福亭仁智さん(上方落語協会会長)がゲスト出演、3つの協会長がそろい踏みします。
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落語協会の副会長で、百年興行の実行委員長を務めた林家正蔵さんは“とても勉強になりました。100年を振り返り疫病があったり、木戸が閉められたり…100年前も同じような悩みでどう寄席を動かし、やっていくか…その時、先人はどう生きたか?振り返って学んでいたので、この先、落語協会はどんなことがあっても対処できていくという期待と安心感を感じました”と語りました。
さらに、“休席している先輩たちにもネタだしをしてもらったりという形で参加を依頼し、そういう「仲間や先輩をリスペクトし、敬う気持ち」が見つけられたのも大きな収穫だったと思います”と、この1年を振り返りました。
【担当:芸能情報ステーション】