12月13日(金)と12月20日(金)の放送では、シンガーソングライターの川崎鷹也さんがゲストに登場。この記事では20日の放送の模様をお届けします。楽曲「魔法の絨毯」がヒットしたきっかけや、奥様とのエピソードなどについて語ってくれました。
こっちのけんと、川崎鷹也さん
1995年生まれ、栃木県出身の川崎鷹也さん。2018年にアルバム『I believe in you』でシンガーソングライターとして本格的に音楽活動開始。 一度聴いたら忘れられないハスキーな歌声と美しいビブラート、癖になるメロディーラインで人気を集めます。『I believe in you』収録曲「魔法の絨毯」が2020年8月頃よりTikTokやYouTubeで注目され、急上昇楽曲チャート「Heatseekers Songs」では通算15回の首位を獲得。ストリーミング累計は4億回再生を突破し、日本レコード協会のトリプル・プラチナ認定となっています。
現在、全国15都市を巡るホールツアー「川崎鷹也 2024-2025 Hall Tour『愛心 -MANAGOKORO-』」を開催中です。
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◆人生を大きく変えた「魔法の絨毯」のブレイク
こっちのけんと:この番組は、ゲストのこれまでの時間のなかで心に刻まれている人生が変わった瞬間、“THE MOMENT”を探っていく番組です。先週は、川崎鷹也さんから上京した時期や歌を始めたきっかけなどについて伺いました。それでは、3つ目のモーメントをお願いします!
川崎:「2020年頃 第一子出産 『魔法の絨毯』がTikTokで広まる」です。
こっちのけんと:上京して6年で結婚して子どもが生まれて、「魔法の絨毯」が広まると。
川崎:当時、23歳ですね。すごい年でした。
こっちのけんと:早いですね。まず、結婚を決めた理由を聞いていいですか?
川崎:当時は音楽を続けていて、サラリーマンをやっていました。
こっちのけんと:そうなんですか!? 僕も一緒です! めっちゃ嬉しい。音楽活動は?
川崎:上京してからずっと弾き語りでライブをしていたのですが、お客さんが3人来たら、その日は「アイスを買って帰れる!」みたいな感じでしたね。2020年は全然そういう感じ。
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川崎:高校からです。2つ上なんです。「魔法の絨毯」がTikTokが広まったのは子どもが生まれてからなんです。俺は音楽を諦めていたというか、これはもう無理だって思ってたんです。結婚の決め手も、付き合って同棲しながら「売れたら結婚だ!」と思っていて。
こっちのけんと:わかる〜!
川崎:そこから月日が流れていき、「いつ?」「無理じゃね?」ってなるわけですよ(笑)。奥さんは奥さんで、「何歳までに結婚したい」と言っていて、“音楽で売れるまで”っていうタイミングでは無理だから、ってことで籍を入れて結婚しました。そこから子どもが生まれて、そのときに「もう音楽をやっている場合ではない」って思うんですよ思ったんですよ。
こっちのけんと:ほう! ここから、どうやって「魔法の絨毯」ができるんだろう
川崎:「魔法の絨毯」(2018年リリース)自体は結婚前に書いていた曲です。曲を書いたのは2016年ぐらいなんです。
こっちのけんと:めっちゃ前やん!
川崎:めっちゃ前のやつを今もずっと歌っとる(笑)。
こっちのけんと:当時TikTok自体はやっていたのですか?
川崎:やってなかったです。ただ、リリースしたときにTikTokやSNSでBGMを使える状態にはしていました。TikTokはインストールもしていなかったし、普通にサラリーマンとして働いているわけです。そうしたら、友達とか親から「お前の曲がTikTokでバズってるぞ!」とって連絡が来るわけです。それから、TikTokの運営の方から「あなたの曲がバズっているので弾き語りをあげてみてはいかがでしょうか?」みたいなことを言われて。
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川崎:それでとりあえず弾いてあげてみたら「本人が来た!」みたいな。そこからまたバズったんですよね。
こっちのけんと:なるほど!
川崎:サラリーマンを続けながら音楽の仕事がちょこちょこ入るようになりました。サラリーマンと音楽の仕事がちょうど半々になって、サラリーマンをやめるかどうかの問題が出てきたんです。
こっちのけんと:めっちゃ悩みますね。子どもも生まれていますし。
川崎:「どうしよう……」って迷いましたが、「今しかないな」と思って、嫁ちゃんに「仕事を辞めようと思うんだがどう思う?」と聞いたんです。そうしたら、料理をしながら「いいんじゃない? そんなことより何食べる?」と。
こっちのけんと:マジで!
川崎:痺れましたね。嫁が強かった。あと、「魔法の絨毯」を書いたときに、嫁ちゃんに聴かせたんです。嫁ちゃんと一緒に劇団四季の「アラジン」を観に行ったときに、こんな素敵な物語があるのかと思って、それを曲にしたいと思って書いたのが「魔法の絨毯」です。
こっちのけんと:そうなんですね!
川崎:それで2016年ぐらいに書いた曲を聴かせたの。当時お客さんはゼロ。そうしたら、嫁ちゃんから「この曲で『Mステ(ミュージックステーション)』に出ると思うよ!」と言われて。「嘘つけ〜!」って、そのときは思いました(笑)。
こっちのけんと:前回の放送から川崎さんの不思議加減を堪能しているのですが、奥さんすごいですね! ずっと可能性を見抜いていたんですね。個人的な話ですが、僕は「MVを出すまで妻に曲を聴かせない」っていうジンクスみたいなのがあるんです。曲を作ったときはどうしてます?
川崎:俺はすぐ聴かせちゃうタイプ。
こっちのけんと:かわいい(笑)。
川崎:「魔法の絨毯」に関しては、奥さんのために書いた曲なんです。当時は何の曲を書いたらいいかわからなくて。「この人に届かないなら無理だろ」って思って。
こっちのけんと:なるほど!
川崎:「世間のみなさんとか知らん!」って思って(笑)。今は、こうやっていろんな方に聴いていただいたので、「このやり方は間違っていないんだ」って思えました。そこからは曲を書いては一旦聴かせて、「キャッチーじゃないね」「サビ弱ない?」みたいなことを言われながら。
こっちのけんと:プロデューサーやん(笑)。
川崎:あとは「この曲、あの曲に似てるよ」とか。なんとなく自分のなかにメロディーが残っていて、それを意図せず、まるで自分が作ったように書くことってあるじゃないですか。
こっちのけんと:めっちゃわかります。後々気付くんですよね。奥様は音楽をやられていたんですか?
川崎:何もやってない。でもそういう能力があって、とりあえず聴いてもらうんですよね。チェックしてもらう意味でも先に聴いてもらっているかも!?
◆こっちのけんとを知ったきっかけは!?
こっちのけんと:続いて、4つ目のモーメントは?
川崎:「2023年 全国ツアー、ドラマ、映画、本の出版とやれることすべてにチャレンジ」です!
こっちのけんと:やりすぎでしょ(笑)!
川崎:これは大変(笑)!
こっちのけんと:川崎さんがドラマ(NHK総合「褒めるひと褒められるひと」/2023年)で役者をされているときに、うちの弟(菅生新樹)と。
川崎:そう! 新樹くんと出会うわけですよ。新樹くんとは、バイブスが合ったんです。
こっちのけんと:(先週からのトーク内容を思い出しながら)合うでしょうねえ(笑)。
川崎:新樹くんって人懐っこいし、気付けば隣に座ってる感じがある。あれは天性の才能なんですよ。そこからすごく仲良くなったんですけど、そのときに、実はけんとさんの話をしているんです。(けんとさんが「はいよろこんで」で)バズる前です。
こっちのけんと:恥ずかしい(笑)! どんな話を?
川崎:「これを観てください!」って、けんとさんのTikTok動画を観せてくれて。「めっちゃいいじゃん!」と言ったら、「うちの兄弟です。鷹也さんに、どうやったらバズるのか聞きたいです」と。
こっちのけんと:いい弟!
川崎:兄への愛を感じました。「わからん!」と言いましたけど(笑)。「でも、めっちゃいいね!」って2人で曲を聴いていました。
こっちのけんと:嬉しい。
川崎:弟、頑張ってたよ!
こっちのけんと:連絡して何か買ってあげます(笑)。ちなみに川崎さんは(それまで役者として)ドラマや映画は未経験ですよね。よくやりましたね!
川崎:映画「魔女の香水」(2023年)に関しては、もともと主題歌のオファーだったんです。書いたら、監督から「ちなみに演技って興味あります?」と聞かれて「いつの日かチャンスがあれば、チラッと映る感じであればチャレンジしたいですね」と答えたら、6番手の役でめちゃくちゃセリフがあって。
こっちのけんと:ええ〜!
川崎:ドラマより映画が先なの(笑)!?
こっちのけんと:面白い人生ですね。
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12月13日(金)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年12月21日(土)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00〜17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
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