自民党派閥のパーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は26日、旧安倍派に所属していた松野博一元官房長官ら計65人を不起訴とした。
旧安倍派で不起訴となったのは、幹部で「5人衆」とされた松野氏や高木毅前衆院議員を含む議員ら計16人と会計責任者らを合わせた60人。議員ら16人のうち、宮本周司参院議員や菅家一郎前衆院議員ら5人は起訴猶予とされた。
石破茂首相が代表を務めた政治団体「水月会」のパーティーを巡り、石破首相や会計責任者ら計5人も不起訴となった。
また東京第5検察審査会から「不起訴不当」の議決を受けて再捜査していた世耕弘成衆院議員の会計責任者、萩生田光一衆院議員の秘書についても再び不起訴(起訴猶予)とした。